宗教団体を離れたアナーキストの若者が軍に入隊
米メディア「New York Magazine」などによると、ブッシュネルさんはマサチューセッツ州ケープコッドを拠点とする宗教団体「イエス共同体」で育ったという。同団体の元信者らは、同団体で受けた虐待と厳格な規律があったことを主張している。元信者の一人は、同団体の若者たちは軍に入隊することが多いが、それは「ある高度に統制されたグループから別の高度に統制されたグループへ」移動することだと語る。
ブッシュネルさんは2019年にイエス共同体を離れ、サンアントニオに駐屯中は、社会主義団体のイベントに参加し、路上生活者に食料を配っていたという。2020年5月に警察官が黒人男性を不適切な拘束方法で死亡させた「ジョージ・フロイドの死」事件の後、彼は軍に対する反抗をあからさまに表明するようになったそうだ。軍との契約が2024年5月で満了となるため、転職先を探していたという情報もある。
ブッシュネルさんの友人は、ブッシュネルさんがイエス共同体の極端に保守的な信念に反発し、極端なアナーキズムや反帝国主義へと転向したと語った。