由布院ってどんな温泉?

【温泉地】「湯布院」と「由布院」の違いとは?どちらの「ゆふいん」が正しい??
(画像=『FUNDO』より引用)

由布院は、大分県由布市(旧国豊後国速見郡)にある温泉です。
由布岳の麓に広がる温泉地で、景勝地としても人気があります。

ここからは、そんな由布院温泉について見ていきましょう。

国民保養温泉地に指定された温泉

由布院温泉は温泉湧出量、源泉数ともに全国2位の温泉です。
豊富な湯量を誇り、日本国内に数ある温泉の中でも有名な場所です。

1959年5月5日には、湯平温泉を含めた湯布院温泉として国民保養温泉地に指定されました。

湯量が豊富で広い範囲で湯が湧くため、旅館が一箇所に集まっているわけではありません。
また、開発規制により高層の巨大な旅館やホテルがありません。
それが田園的な名残を残すことにつながり、景勝地としても名高くなりました。

ネオン瞬く歓楽街もないため、落ち着いた雰囲気があります。
むしろ歴史ある景観を守るために一役買っている高級旅館も多いそうです。

「湯布院温泉郷」のひとつ

2019年10月4日、由布院は由布市内の湯平温泉 ·塚原温泉・庄内温泉・挾間温泉を含めた湯布院温泉郷としても拡充指定されました。

温泉郷ということで、観光地としての地位を確立しています。
特に由布院駅から温泉街の方向に延びる由布見通りは大分県の一大観光地です。

また、この温泉郷の正式な名称は、由布院温泉郷ではなく「湯布院温泉郷」です。
由布院町と合併した旧・湯平町エリアにある温泉「湯平温泉」、この温泉は実は由布院温泉よりも歴史古い存在とされます。
更に戦前は、由布院温泉よりも多くの入湯客を誇っていた温泉なのだとか。

そのため、名称を定める際に無視できる存在ではありません。
それもあって名前に一文字入っているのかもしれません。