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WRCに出場した初の4WD、レオーネスイングバック
レガシィへと続く伝統の2段ルーフ!レオーネツーリングワゴン

WRCに出場した初の4WD、レオーネスイングバック

サファリラリーで活躍したスイングバックや、伝統のツーリングワゴンも追加!4WD乗用車として充実した2代目スバル レオーネ【推し車】
(画像=サファリラリーでクラス優勝したレオーネスイングバック1600SRXは、「小型軽量の経済的なモデルにパワフルなエンジンを積めば速い」の典型的な例だった,『MOBY』より 引用)

2代目レオーネの特徴的なモデルに「スイングバック」があります。

これは2BOXの3ドアハッチバックボディに、セダンなどと同様に1.6/1.8リッターエンジンを搭載したほか、燃費性能に優れた経済的な小排気量エンジン、1.3リッターの「EA65」を積んでいました。

セダンなどが車格アップした影響で、行き場を失うスバル1000以来のユーザーにとって受け皿となる安価で経済性的な1.3リッターグレードのほか、1.6リッターエンジンEA71にツインキャブを装着したスポーティグレード「SRX」も設定。

このレオーネスイングバックSRXは1980年にサファリラリーへ出場、WRC史上初の4WD参戦でクラス優勝も達成したほか、「SRX」の名は後に初代インプレッサでも、WRXの「ターボ抜き」的な2リッターDOHC自然吸気スポーティグレードとして復活しています。

レガシィへと続く伝統の2段ルーフ!レオーネツーリングワゴン

サファリラリーで活躍したスイングバックや、伝統のツーリングワゴンも追加!4WD乗用車として充実した2代目スバル レオーネ【推し車】
(画像=4代目レガシィまで伝統になったツーリングワゴンの2段ルーフはバンとの差別化が目的で、海外仕様ではノーマルルーフな場合もある,『MOBY』より 引用)

1981年のマイナーチェンジでは、それまで「エステートバン」だけだった国内向けレオーネのワゴンボディに、待望の大本命となる「ツーリングワゴン」が登場!

もちろん4WD車の設定もあり、トルクスクリット4WD機構のMP-Tや1.8リッターターボ車もあって「後の初代レガシィツーリングワゴンが爆発的ヒットし、日本にワゴンブーム到来」の原型が、ここで整います。

しかし最大の特徴はBピラー直上あたりから跳ね上がり、エステートバンとの違いがひと目でわかる「2段ルーフ」で、これは後継のレガシィツーリングワゴンにも4代目まで継承される、伝統にもなりました。