■卵の保温を手伝う客室乗務員
その搭乗客は、アメリカ・ワシントン州シアトルにあるウッドランド・パーク動物園の飼育員で、アトランタ動物園から引き取ったフラミンゴの卵6個を孵卵器に入れて輸送している最中だった。
フライト時間はまだ残っていたため、アンバーさんは飼育員の嘆願に応じてすぐさまゴム手袋に温水を入れ、その中で卵を保温することにした。中の温水がぬるくなると入れ替えるなど、飛行中は卵の状態を絶えずチェックし続けたという。
一連の動きに気づいた付近の搭乗客も、断熱効果を高めるためにコートやスカーフを貸すなど、アンバーさんと連携をとり始めたそうだ。