WCはマイナーな言葉
「WC」は、日本では広く伝わる言葉です。
しかし、英語圏ではまず通じないと思った方が良いです。
WCは世界的には通じない
イギリスで生まれたとされる「WC」という表現ですが、現在のイギリスでは用いれていません。
そのため、イギリスでトイレに行きたくなった際に「WC」と言っても通じないという事になります。
また、アメリカなどの国でも通じません。
英語圏で、トイレは"Restroom"と表記されることが多いです。
また、お風呂と一体となったものを"Bathroom"と表現します。
トイレだから"Toilet"では?と思われるかもしれませんが、この"toilet"は便器そのものを指すニュアンスの方が強い地域もあるのだとか。
カナダなどでは"Washroom"という遠回しな表現もありますが、「WC」は使われません。
略語として、"Toilet"の頭文字の「T」と表記されることも多いです。
なお、飛行機などでは"Lavatory"という表記が好まれています。
ただし、ドイツは例外で「WC」表記を見かけることもあります。
しかし、標識などに使われているだけで口にする言葉では無いのだとか。
日本でも使用されなくなってきている
かつては、公衆トイレの表記として「WC」を見かけることもありました。
しかし、日本でも近年はあまり使用されなくなってきています。
その理由は、外国人観光客などに通じないためと思われます。
むしろ、最近は一目でトイレとわかるようなマーク(ピクトグラム)での表示が多くなっています。