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室内が広い軽自動車なら「軽バン・軽ワゴン」か「スーパーハイトワゴン」がおすすめ
室内が広い軽自動車の選び方
室内が広い軽自動車なら「軽バン・軽ワゴン」か「スーパーハイトワゴン」がおすすめ
軽自動車ユーザーのうち、65%が女性という調査結果があります。さらに、高齢者ユーザーも4割を超え、次に買い替えるなら次も軽自動車とする高齢者が多くなっています。
本記事では、室内が広いというのを以下のように定義し解説します。
乗る人のためのスペースが広い
荷室スペースが広い
軽自動車は決まった規格に合わせて作られている車ですが、それぞれの車が持つ特徴はさまざまです。室内が広い軽自動車を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
軽バン・軽ワゴン
乗る人のためのスペースが広い、荷室スペースが広い両方を満たした軽自動車が軽バン・軽ワゴンです。軽ワンボックスとも呼ばれています。
軽バンは貨物車(4ナンバー)として届出する車で、荷室が広くて使いやすいのが魅力です。自動車税や維持費が安く抑えられますが、インテリアはシンプルで乗り心地は硬めと最低限です。
軽ワゴンは軽自動車と同様の届出をする車で、人を快適に乗せられ荷物も積めるのが魅力です。インテリアや乗り心地は軽バンと比べて高級感があり、先進的な装備も充実。自動車税や維持費は軽自動車と同様となっています。
スーパーハイトワゴン
乗る人のためのスペースが広いのが、スーパーハイトワゴンです。スーパーハイトワゴンは、ホンダ・N-BOXやダイハツ・タントのような車のことで売上ランキングの上位を占めています。
スーパーハイトワゴンの大きな特徴は、室内で子どもが立っても余裕のある室内高や、足元のスペースが広いこと。乗る人にとって快適な室内空間が魅力です。
さらに、スライドドアや収納といった使い勝手の良さや先進安全技術の充実など、普通車と比べても引けを取らない装備や性能も魅力と言えます。
室内が広い軽自動車の選び方
室内が広い軽自動車は種類が多いため、どの車種を購入すればよいのか迷う方もいるでしょう。以下のポイントを考慮すると、あなたに合った軽自動車を選べます。
使用用途で選ぶ
燃費で選ぶ
スライドドアの有無で選ぶ
安全機能で選ぶ
予算で選ぶ
続いて、それぞれの内容を解説します。
使用用途で選ぶ
広い軽自動車を選ぶ際は、使用用途を考慮しましょう。たとえば、アウトドアや車中泊をする場合、全高1,700mm以上あるスーパーハイトワゴンであれば子どもが立ったままでも着替えができます。背が高い男性が乗っていても、余裕があるほど天井が高いため、快適に乗車することが可能です。
一方、主に街乗りで軽自動車を使う場合は、全高1,600mm前後のハイトワゴンでも問題ありません。車は車高が低いほど重心が下がり、コーナリング時に安定するほか、日常でも運転しやすいメリットがあります。
全高が1,600mm前後あれば、大人でも頭をかがめて乗車する必要がなく、着座位置も低すぎずちょうどよく使用できます。使用用途を考慮して、スーパーハイトワゴンかハイトワゴンなのかを検討しましょう。
燃費で選ぶ
広い軽自動車を選ぶ際は、ガソリン代を抑えられるため、燃費にも注目しましょう。軽自動車は普通車よりガソリンの消費が多くはないものの、少しでも燃費がよい車種を選べば、年間で数万円程度維持費を抑えることが可能です。
軽自動車は、“22km/L程度”で燃費がよいとされており、25km/L以上あれば大きくガソリン代を抑えられます。なお、燃費をチェックする際はJC08モードではなく「WLTCモード」で見ると、より正確な数値を確認できます。
スライドドアの有無で選ぶ
広い軽自動車を選ぶ際は、スライドドアの有無も考慮しましょう。スライドドアが装備されている場合、小さな子どもが乗り降りする際に、隣の車や壁にドアをぶつける心配がありません。
乗り降りが楽になるため、高齢者が乗車していても利便性が感じられます。ただし、スライドドアは重量があり、一般的なヒンジ式より燃費が悪い傾向にあります。
また、車両本体価格や修理費がヒンジ式より高いといったデメリットもあるため、スライドドアが必要なのかを購入前に検討してみてください。
安全機能で選ぶ
広い軽自動車を選ぶ際は、安全機能の有無を考慮しましょう。近年は最新技術を採用しているさまざまな安全機能があるものの、車種やグレードによっては装備されていないケースもあります。
たとえば、軽自動車には以下などの安全機能を装備されています。
安全機能 | 概要 |
横滑り防止機能 | 横滑りを制御し、車の安定性を向上させる |
衝突軽減ブレーキ | 衝突する恐れがある場合、減速または停止して衝突被害を軽減する |
車両逸脱抑制システム | 車線からはみ出した場合、ハンドル操作を補正して車を車線内に戻す |
全方位モニター | 上空から見下ろしているかのように車両の周辺をモニターに写す |
誤発進抑制機能 | 前方や後方に障害物があるにもかかわらず、アクセルを強く踏んでしまった際に誤発進を抑制 |
ただし、もともと装備されていない状態からオプションで取り付けた場合は、総支払額が高くなる点に注意してください