ムーティ様!ムーティ皇帝!!ムーティ神!!!
なんという指揮者。リッカルド・ムーティが極上で最高峰でものすごいのは知っているけど、その期待と想像をはるかに超えた、奇跡のような演奏会!
主兵シカゴ・シンフォニー・オーケストラ(シカゴ交響楽団)との、フェアウェルヨーロッパツアーの一環。ブリュッセルからスタートし、パリが2日目。このあとヨーロッパ中を3週間くらいで周るそう。2日開催の都市が羨ましい。
ウィーンでのウィーンフィル以来1年8ヶ月ぶりの大好き指揮者。パリで&このオケと聴くのは実に4年ぶり。本来コヴィッド中にフェアウェルツアーがあったのだけど中止になったのが今に延期になった。
マイナス2度をものともせず、最後のムーティ&シカゴ響という貴重な体験を逃さずにはいられない!と満員御礼フィルハーモニー・ド・パリ。4年前より、アメリカ人富裕層が目立たない気がする。逆に、真の音楽愛好家が多いのでしょう。その感覚は、公演中の咳の少なさ&途中の拍手ゼロという状況にも裏打ちされる。
あらかじめ舞台で音鳴らししているオケ見ながらすでにワクワクドキドキの中、演奏会スタート。マエストロの登場で、ブラヴォー&拍手喝采なのは前回も、そしてウィーンでも同じ。気がつけば、巨匠中の巨匠だものね。