「アルゴリズム」や「認知バイアス」との違い

ビジネス用語「ヒューリスティック」とはどんな意味?「アルゴリズム」や「認知バイアス」との違いは?
(画像=『FUNDO』より引用)

「ヒューリスティック」と似た言葉に「アルゴリズム」や「認知バイアス」というものがあります。

ただ、こうした言葉は似ているようで微妙に異なります。
ここからはその相違点について見ていきましょう。

「アルゴリズム」とは

「アルゴリズム」とは計算で問題を解決する方法のことです。

例えば、パソコンやスマホなどに見られるのが特徴となります。
パソコンやスマホなどに搭載されているコンピュータには膨大なデータがプログラムされており的確な正解を算出可能です。

この一種のパターン化された回答への算出方法が「アルゴリズム」となります。

対して「ヒューリスティック」は正解には近いものの明確な答えのないものを導き出す際にも活用されます。
そのため、両者は似ているようでニュアンスが異なると言えるでしょう。

「認知バイアス」とは

「認知バイアス」とは特定の情報から判断する方法のことです。

例えば、人間は赤いものを見ただけで直感的に「辛そう」「熱そう」と判断する傾向にあります。
これは赤という色から炎や火を連想していることによるものと言えるでしょう。

そうした一種の偏りによって判断するのが「認知バイアス」となります。

対して「ヒューリスティック」は正解に近い答えを導き出すことを言う言葉です。
そのため、根本的に両者は意味合いが異なると言えます。