他の用語との違い

ビジネス用語「フィードバック」とはどんな意味?他の用語との違いは?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「フィードバック」と他の用語との相違点をまとめます。

フィードフォワード

「フィードフォワード」とは自己変革を目的としたアイデアを周囲の人間から集める人材育成・人事査定の手法の1つです。
先を見据えて「これからどうすべきか」を追求する考え方を意味します。

そのため「フィードバック」にも似ている手法と言えます。
ただ「フィードバック」は過去の反省から改善していくことを表すのが特徴です。
対して「フィードフォワード」は未来の展望から改善することを指します。

その点が両者で大きく異なると言えるだろう。

コーチング

「コーチング」は組織マネジメントなどで行われる人材育成・人事査定の手法の1つです。
相手の話に耳を傾け、観察・質問・提案などをしながら相手の中にある答えを引き出していこうとするアプローチを意味します。

この言葉も「フィードバック」と似ているものの、あくまでも「コーチング」は自主的に引き出させていく手法を意味します。
「フィードバック」も時には自分で考えさせる場面が含まれますが、両者の意味は微妙に変わってくると覚えておきたいです。

レビュー

「レビュー」は評論や批評のことです。
原型となる「review」には再調査や再検討などの意味も含まれます。

ただ「レビュー」は単なる論評や批評の意味を持つのに対して「フィードバック」は評価によって対象者に働きかける意味を持ちます。
そのため、両者は別物の言葉と言えるでしょう。