■少年たちを強姦・拷問・殺害
自供によると、ルイスは6~16歳までの友人の少ないホームレスの少年をターゲットとし、1992年ごろから強姦・拷問の後に殺害するようになったという。
1997年、ペレイラの郊外の湿地から発見された36人の少年のバラバラ腐敗遺体も、ルイスが殺した少年達だった。この少年たちの手足はナイロン製のロープで縛らされ、凄まじい拷問を受けた痕跡が残っていた。ルイスの拷問はエスカレートしていき、1998年6月にジェノバで殺した3人の少年は、手足をナイロン製のロープで縛り強姦・拷問された後、切り取られたペニスが口の中に押し込こまれたうえ、首を切断されていた。あまりにも惨たらしい遺体に、捜査員達は絶句したと伝えられている。
1999年4月22日、ルイスはビリャビセンシオでロトリーチケットを売っていたイヴァン・サボガルに「チケットを買いたいから数字をよく見せてくれ」と声をかけ、体を近づけると隠し持っていたナイフをちらつかせて一緒にタクシーに乗り込むよう脅した。人気のない郊外で降りると、イヴァンに全裸になれと命じ、後ろ手に縛り、声をあげないようハンカチで口枷をすると、円状に歩けと指示した。イヴァンが歩き疲れて倒れると、今後は足を閉じてうつ伏せになるように命じ、足を縛りハンカチを外した。自身も全裸になり強姦を始めようとしたその時、イヴァンは叫び声を上げた。
その絶叫は、たまたま付近でマリファナを吸っていた16歳の少年の耳に届き、駆けつけた少年は強姦寸前の現場を目撃。驚いて石を投げつける少年にルイスは怯み、イヴァンの足を縛っていた紐を切って連れて逃げようとしたものの、イヴァンは助けてくれた少年の元に駆け出してしまった。ルイスは刃物を振り回しながら2人を追ったが、幸いにも2人は逃げ切った。そして最初に会った大人に助けを求め、警察に通報。イヴァンは奇跡的に母親の元に戻ることができたのだった。