※本記事は2020年の記事の再掲です。
新型コロナウイルスに対するワクチン開発が世界各国で着々と進められているが、そのキーパーソンの1人がビル・ゲイツ氏だ。最近特に何かと話題に上るゲイツ氏だが、彼にはいわれのない“言い掛かり”が5つもあるという。
■ビル・ゲイツにまつわる5つのクレイジーな“陰謀論”
世界を襲う“コロナ禍”の中で最も注目を浴びている人物の1人がマイクロソフトの共同創設者であり、世界一の慈善活動家であるビル・ゲイツ氏だろう。“ワクチン”をはじめ、さまざまな疑惑に晒されているゲイツ氏だが、実はそのほとんどが悪意に基づく“陰謀論”であると「Daily Grail」の記事が指摘している。ゲイツ氏にまつわるクレイジーな“陰謀論”が5つあるということだ。
●ゲイツはワクチンによる“人口削減”を企てている
2015年の「TEDトーク」で次に来る疫病の大流行(アウトブレイク)を警告していたゲイツ氏は、この頃からすでに各種のワクチン開発に積極的な資金援助を行っていた。今回のコロナ禍においても、有望な7つのワクチン開発に数千億円の資金を提供している。
ワクチン開発、そしてワクチン接種によってゲイツ氏は何を目指しているのか。それは“人口削減”であると、ゲイツ氏は2010年のTEDの会議で発言している。
この発言を“陰謀論者”は誤解し、人体に有害なワクチンをなるべく多くの者に接種させることで、死亡率を高めて人口を減らしていくという邪悪な計画があるのだと声を上げている。
しかしゲイツ氏の思惑はまったく逆であり、各種のワクチン接種で幼児死亡率を低下させることによって多産である必要がなくなり、出生率が下がって結果的に人口が減るのだと説明しているのだ。先進各国のように幼児の生存率が高まった社会では、人口の自然減が起こるということである。
●ゲイツ財団に「グローバル人口削減センター」がある
先の話題に関連して“陰謀論者”が根拠に挙げているものに、ビル&メリンダ・ゲイツ財団に世界的人口削減計画の拠点である「グローバル人口削減センター(Center for Global Human Population Reduction)」が設置されているというものである。
米ワシントン州シアトルには2000年創設された世界最大の慈善基金団体である「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」の本部がある。建物の外壁には「Bill & Melinda Gates Foundation」という文字が刻まれているのだが、その文字列の上には「Center for Global Human Population Reduction」という文字列も刻まれていることを示す写真が、少し前からSNSなどを中心に出回っている。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団はやはり“人口削減計画”の本拠地なのか? しかしこの写真は“陰謀論者”による精巧な加工画像であったことが各種のメディアで報じられている。同財団の建物には財団名の文字列はあるがそれ以外の文字列は存在しないのだ。