他にも「リテラシー」と付く用語はある
他にも「リテラシー」という言葉がつく用語はあります。
現代社会でも度々耳にすることがあるので、ぜひそれぞれの意味も把握しておきましょう。
金融リテラシー
「金融リテラシー」とは投資や資産形成などの金融に関する判断能力を言います。
実は現代でも「絶対に儲かる」という言葉に騙されて投資する人が多少なりとも存在します。
そうした詐欺に引っかからないように立ち振る舞うことも「金融リテラシー」の一種と言えるでしょう。
また、単に資産形成だけでなくローンや借金、金利や利息という資金借り入れに関する知識や技術も「金融リテラシー」です。
詐欺が巧妙化している昨今、お金に関する判断能力はいくらあっても足りません。
家計管理という面から見ても「情報リテラシー」は現代社会に必須と言えるため、ぜひ覚えておきたい用語の1つです。
メディアリテラシー
「メディアリテラシー」とはテレビやラジオ、新聞やインターネットなどのメディアを介して得られる情報から必要な情報を選んで活用できる能力を言います。
昨今の情報源はインターネットとなるため「ITリテラシー」にも似ているかもしれません。
今まではただメディアから与えられる情報を受け取るだけで済んでいました。
しかし、昨今はメディアが完全に信じられるかどうかも曖昧です。
そうした情報を鵜吞みにするのではなく自らリサーチできるかどうかも「メディアリテラシー」に含まれるわけです。
現代は情報過多な時代だけに、何が正しく何が間違っているのかは自分で調べて判断しなければならない段階まで来ています。
権威ある報道局の情報であっても何らかの忖度・偏向があるかもしれないので、常にメディアに左右されない軸を持っておく必要があります。
ヘルスリテラシー
「ヘルスリテラシー」は健康でいるための医療や人体の仕組みを適切に理解する能力のことを言います。
例えば「カロリー0」と謳っている商品でも、その他の材料として大量の砂糖が使用されていることもあるかもしれません。
一部だけ見れば「カロリー0」は魅力的に見えます。
ただ、その一方の情報だけ鵜呑みにすると大変です。
そうした健康に関する情報を適切に処理できるかどうかが「ヘルスリテラシー」と言えるでしょう。
文化リテラシー
「文化リテラシー」は国や地域の文化を理解して順応できる能力を言います。
日本の常識が海外に通用するとは限らないしその逆も然りです。
そうした文化の違いをお互いに認め合うことがグローバル社会では必須となります。
ことグローバル社会の日本において「文化リテラシー」は必須の能力と言えるでしょう。