「ITリテラシー」と「情報リテラシー」は別物?

ビジネス用語「リテラシー」とはどんな意味?「コンピテンシー」やその他のリテラシーとの違いは?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「リテラシー」の中でもよく目にする「ITリテラシー」と「情報リテラシー」の違いをまとめます。

「ITリテラシー」とは

「ITリテラシー」はIT全般を活用する能力を意味する言葉です。
こうした「ITリテラシー」はIT関連の知識・技術において使用されるビジネス用語となっています。

例えば、インターネットの検索から適切な情報を収集して活用できることを「ネットリテラシー」と呼びます。
他にもパソコン・スマホなどのデバイスでシステム・アプリの設定や操作など適切な機能を使用できることを「コンピューターリテラシー」と呼ぶのです。

さらにウイルス感染や情報漏洩を適切に回避できることを「セキュリティリテラシー」などと呼ぶこともあります。

こうしたITに関連するリテラシーを「ITリテラシー」と表現するわけです。

昨今は社会人だけでなく学生などITツールを使用するすべての人にこの「ITリテラシー」が求められています。
そのため、正しい意味も覚えておきたいです。

「情報リテラシー」とは

「情報リテラシー」とは情報の検索・収集だけでなく、必要な情報を取得・選択して活用する能力を意味する言葉です。

こうした「情報リテラシー」はしばしば「ITリテラシー」の一部とされます。
ただ、情報というものはデジタルだけでなくアナログな方法でも取得できます。

例えば、書籍や記事を読み取ることも「情報リテラシー」です。

昨今はデマ情報がSNSで出回っていることもあるでしょう。
そうした情報に流されず、自分で調べて自分なりの答えを導き出せるかどうかも「情報リテラシー」の一種とされます。