■それにしてもこの親子、ノリノリである

楽しそうにケーキをデコる我が子を見て、Aさんは思わず「子供の頃、ケーキやクッキーのアラザントッピングをするの楽しかったなぁ…」と、エモい気分になったという。

見事に完成した世界にひとつだけのクリスマスケーキはアラザンやドライフルーツたっぷりで、かなり独特な食感に。Aさんは「ふわふわした食感の部分に一度も当たりませんでした(笑)」と、笑顔で振り返っている。

高島屋ぐちゃぐちゃケーキに第2の異変、一体何が… 3歳児のファインプレーに称賛の嵐
(画像=『Sirabee』より引用)

また、今回の1件について「息子がまだ小さく、『崩れたケーキ』にショックを受ける年齢でなかったのは不幸中の幸いでした」「崩れて届かなければこの『全部乗せケーキ』はできませんでしたし、3歳でなければ、はちゃめちゃなケーキにはならなかったと思うので、これはこれで一生に一度の思い出になりました」とのコメントを寄せてくれたのが、非常に印象的であった。

取材に際し、高島屋や製造元を責めるような発言は一度もなく、今回のハプニングを心から楽しめたのだろう。そんなAさん一家の幸せそうな姿を受けたポスト投稿主のポストがXで広く拡散され、多くの人々に温かい気持ちが広がっていった…と考えると、非常に感慨深いものがある。

あまりに「パワー系」すぎるケーキを見て、Aさん一家の体調を心配した人もいるかと思うが「家族全員、元気にしています」とのこと。

何事も上手くいくとは限らないのが人生。自分の力ではどうにもならない出来事に遭遇した際はクヨクヨせず、Aさんの一家のように「前向きに楽しむ」工夫をしてみよう。

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

提供元・Sirabee

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