「エイリアンはすぐそこにいる」――。高名な天体物理学者の発言が話題を呼んでいる。
【こちらの記事も人気です】
■「宇宙には生命を構成する“材料”が豊富にある」
地球上の生命とは、果たしてこの広大な宇宙の中でひとりぼっちの存在なのか? 近現代に入ってから“隣人”を見つけるためのさまざまな取り組みが行なわれてきたが、残念ながら今にいたっても地球外生物の痕跡はつかめてはいない。
はたして私たちの“隣人”はいるのか? アメリカの有名な天体物理学者、ニール・ドグラース・タイソン氏が先日、人気テレビ番組「In Depth」で「私たちは宇宙でひとりぼっちではなさそうです」と発言して注目を集めている。地球外生命は、ほぼ確実に存在しているというのだ。
「宇宙には生命を構成する“材料”が豊富にあることに鑑みれば、我々だけが唯一の生命というわけではなさそうです」(ニール・ドグラース・タイソン氏)
タイソン氏の言う生命の“材料”とは何か? それは地球でも地球外の天体でもありふれた存在である水素、酸素、窒素、炭素などの元素である。タイソン氏によれば、これらが宇宙のどこにでもあることから、地球と同じように生命が誕生して進化を遂げている場所はかつて考えられていた以上に数多く存在しているという。
「地球で起きた生命の誕生は、特別ユニークなものではないのです」(ニール・ドグラース・タイソン氏)
エイリアンといえばもちろん、UFOを駆って地球にやって来るような高度な知的生命体というイメージが強いが、タイソン氏によれば、まずは地球外で微生物を発見することが優先されるということだ。