■フィーダーとゲイナーがたどり着く狂気と破滅
ニコールさんとチャーリーさんは、食べることを通じて“絆”を確かめ合っていたようだ。しかし、このような愛が“フィーダーとゲイナー”の関係に陥っているケースも多いという。
フィーダーとは「餌を与える者」の意味で、パートナーにたくさん食べさせて太らせることを生きがいとする人のことをいう。ふくよかな女性に性的な魅力を感じる男性がフィーダーになる傾向が強い。一方、フィーダーから与えられる飲食物を摂取して太り続ける人は、「餌を与えられる者」という意味のゲイナーである。
フィーダーは、自らの欲望を満たすために、「ふくよかな方がかわいい」「君が食べている姿は魅力的だ」「ダイエットはしなくていい」などと言って女性に食べることを勧める。痩せるために食べることを我慢してきた女性は、いつの間にかフィーダーの言葉に安堵し、食欲の赴くままに食べ続けるゲイナーとなる。
フィーダーとゲイナーは、互いの利害が一致しているため、“理想的な”関係に見えるかもしれない。しかし、両者は、その関係に囚われて自分自身を客観的に見つめることを放棄した“共依存”に陥っており、これは危険な状況である。特にゲイナー側は、日常生活に支障をきたし、健康を損なうリスクを高めている。フィーダーとゲイナーの紡ぐ愛は、決して健全ではないのだ。
ニコールさんとチャーリーさんは手を取りあって減量への道を歩んでいるため、フィーダーとゲイナーの関係に至ってはいない(もしくはそれを乗り越えた)のかもしれない。しかし、世界を見渡せば、フィーダーの男性によって“意図的に”太らされ続けるゲイナーの女性もいる。歪んだ愛の行き着く先にあるのは、狂気と破滅である。
参考:「The Daily Mail」、「Metro」、ほか
※当記事は2018年の記事を再掲しています。
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提供元・TOCANA
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