■警察と市を提訴

2月19日、男性はシカゴ市警察およびシカゴ市に対し、警察官の公式記録に正確な人種を反映させるよう求める訴訟を提起した。

訴状によると、男性側は約1億5,000万円の金銭賠償も求めている。同市が人種中立のポリシーを掲げているにもかかわらず、平等保護を怠ったばかりか人種差別をしており、1964年の公民権法に違反した点を挙げている。

男性が何よりも強く訴えているのは、自身を「白人」とする不正確な内容のせいで、「昇進」が見送られているという点だ。男性の訴えでは、同警察の昇進システムは、白人よりもマイノリティの人種を優遇しているというのだ。