■「釈迦に説法」の現代版解釈

そんなネットあるあるな「釈迦に説法」現象だが、現代版解釈として「アウラ‐フリーレン現象」と呼ばれていると話題に。

この「アウラ‐フリーレン現象」とは、漫画『葬送のフリーレン』の主人公で1000年以上生きる魔法使い・フリーレンと魔王直属の幹部「七崩賢」の1人で500年以上生きた大魔族・断頭台のアウラの関係性とその結末を表したものだ。

アウラは「服従の天秤」という天秤に自身と対象の魂を乗せて互いの魔力を測り、魔力が大きい方が相手を半永久的に操れるようにする魔法《服従させる魔法(アゼリューゼ)》を使う。同世界では基本的に長きに渡って鍛錬を重ねれば重ねるほど魔力量が多くなるため、寿命の短い人間は500年生きるアウラに敵うことができない。

本編ではフリーレンと対峙した際、フリーレンの極めて高度な魔力量偽装を見抜けず、絶対的な魔力差に気づけぬまま「服従させる魔法」を使用したことで逆に自身が支配されてしまい、最期は敗北を受け入れられないままフリーレンに自害を命じられる…という自業自得すぎる幕引きはネット上で大きな話題を呼び、ネットミームとなっていた。