■9割以上が勘違い

続いては、大人気缶コーヒーブランド・BOSS(ボス)を展開する「サントリー食品インターナショナル株式会社」に、詳しい話を聞いてみることに。

すると、同社の担当者からは「ブラックコーヒーとは『ミルクやクリームを加えないコーヒー』を指します」という回答が得られたのだ。つまり前出のアンケート調査では「ミルク」を選択するのが正しく、じつに9割以上もの人々が「ブラックコーヒー」を誤解していたというワケである。

ブラックコーヒーの定義、9割以上が誤解していた サントリー「砂糖が入ってもブラック」
(画像=『Sirabee』より引用)

多くの人が「砂糖が入ったらブラックコーヒーではない」と誤解している理由について、担当者は「多くのブラックタイプ缶コーヒーが無糖のため、ミルクだけでなく、砂糖も入っていないと認識されているのだと思います」と、分析している。

これはつまり「砂糖の入ったブラックコーヒー」が成り立つ一方で、市場では「無糖の(ミルク無し)ブラックコーヒー」が主流となっているため、ブラックコーヒー=無糖でミルク無しのコーヒー、と認識するユーザーが多いのでは…という仮説なのだ。