■プラスチック汚染は深刻な問題
研究を率いたアメリカ・ニューメキシコ大学のマシュー・キャンペン教授は、「もし胎盤に影響が出ているなら、この惑星上のすべての哺乳動物の生活に影響がある可能性があります。それは良いことではありません」と述べた。
また、人間の組織中のマイクロプラスチックの増加濃度が、IBD(炎症性腸疾患)、50歳未満の人々の大腸がん、および精子数の減少などの健康問題の不可解な増加に関与している可能性があるとも示唆している。
2021年の研究では、IBDの人々の便中のマイクロプラスチックが、健康体の人より50%多かったとの報告がある。
マイクロプラスチックが胎盤から初めて検出されたのは、2020年のイタリア。正常な妊娠・出産をした健康な女性4人のサンプルだったという。キャンペン教授は、「胎児の体内の臓器は、胎盤以上に蓄積が濃いと予想される」と危惧している。
(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)
提供元・Sirabee
【関連記事】
・サイゼリヤ、ミラノ風ドリアに”異変” 「こんな形だった?」ネットで驚きの声続出
・「お店に並んだチョコ」のはずなのに… ある世代は別モノにしか見えないと話題
・アクシデント発生したスーパー、入り口を見ると… 全て解決する「ユルさ」があった
・30代女性の6割がバスタオルは毎回洗濯 「そんなに汚れない」との意見も
・注文通り真っ赤な商品を提供したマックが後悔 購入者に「ご連絡を」と呼び掛け