アメリカ・ニューメキシコ大学の研究チームが、調査対象者全員の胎盤と血管から「マイクロプラスチック」が発見されたと報告した。
研究家らは、胎児などへの潜在的な影響について懸念を抱いている。『The Guardian』がレポートした。
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■健康への懸念
ニューメキシコ大学の研究チームが、62人のプラセンタ組織を分析した結果、全員の胎盤にマイクロプラスチックが見つかったと報告した。研究者たちは、発達中の胎児への潜在的な健康被害に懸念を抱いている。
最も大量に検出されたプラスチックは、プラスチックバッグやボトルの原料に使用されているポリエチレンだった。別の調査では、17人の成人の動脈すべてでマイクロプラスチックが見つかり、これらの粒子が血管の詰まりと関連しているかもしれないと示唆した。