目次
1月の見どころ~バードウォッチングに最適なシーズン、カワセミもいます!
2月の見どころ~早咲きの梅や河津桜

1月の見どころ~バードウォッチングに最適なシーズン、カワセミもいます!

冬木立が寒風に耐えている1月。でも水元公園は生命の力強さにあふれています。青い水をたたえた小合溜で、冬の風物詩のカモたちがにぎやかに過ごしているからです。
夏の間はシベリアなどで過ごし、越冬のために小合溜にやってくるカモたちは、ヒドリガモやキンクロハジロ、ホシハジロ、マガモなど。オスの頭が赤褐色で額の部分が白いヒドリガモは、特に目立ちます。夕方はヒドリガモが小合溜の南の角に集まることが多く、陸に上がって草をついばむ姿も人気があります。

【東京】毎月楽しめる!都内最大の水郷公園「水元公園」の12か月
(画像=<小合溜で群れるヒドリガモ>、『たびこふれ』より引用)

樹木がすっかり葉を落とす1月は、他の鳥もみつけやすくなります。公園の中心部にある「噴水広場」から、遊歩道を北へ歩くと現れる「メタセコイアの森」の周辺の水路は、カワセミがしばしば現れるスポット。キラキラ輝く青い羽のカワセミが魚を狙ってすばやく水路に飛び込む姿は、見応えがあります。「青い宝石」「渓流の宝石」と呼ばれるのも納得の美しさです。

メタセコイアの森の近くに広がる湿地帯や、花菖蒲園のエリアにある睡蓮池では、真っ白なダイサギやコサギ、青灰色のアオサギが良く見られます。水生植物も冬枯れるこの時期は、捕食のために水辺を歩く大きなサギたちをじっくり眺めることができますよ。迫力です。野鳥をよりじっくり観察するために、小型の双眼鏡などを持参するのもおすすめです。

【東京】毎月楽しめる!都内最大の水郷公園「水元公園」の12か月
(画像=<水路の魚を狙うカワセミ>、『たびこふれ』より引用)
【東京】毎月楽しめる!都内最大の水郷公園「水元公園」の12か月
(画像=<冬枯れた睡蓮池で狩りをするダイサギ>、『たびこふれ』より引用)

2月の見どころ~早咲きの梅や河津桜

2月半ばになると園内では早咲きの梅が、後半には河津桜がほころび、ひと足早く春の気配が漂い始めます。まだ寒風が吹く中で可憐な花を咲かせる木々は、公園をあたたかく照らす灯のようです。

梅がひときわ見事に咲くのは、園内北部の「少年キャンプ場」がある水路沿い。紅梅と白梅の並木が美しく、周囲に華やかな香りを漂わせています。

河津桜が美しく咲くのはメタセコイアの森へ向かうポプラ並木のそば。濃いピンク色の可憐な花々は、背後に立つ冬枯れたメタセコイアの木々にもよく映えます。

【東京】毎月楽しめる!都内最大の水郷公園「水元公園」の12か月
(画像=<紅梅と白梅が並ぶ少年キャンプ場の水路沿い>、『たびこふれ』より引用)
【東京】毎月楽しめる!都内最大の水郷公園「水元公園」の12か月
(画像=<河津桜が春を待つメタセコイアの森に映える>、『たびこふれ』より引用)