<教員の立て替えで、「来週7万円徴収」といわれ、驚いた>

 そんな修学旅行だが、教員はあくまで業務として随行するため、交通費や食費、宿泊費などの旅費は経費として公立校であれば自治体などから支出されるのが当然と思われるが、前述のとおり教員個人が負担を強いられるという情報が投稿され、注目されているのだ。中学校教員であるこの投稿者の話によれば、いったん学校側から8万円を徴収され、後日、全額ではないものの払い戻しがなされるというが、このツイートを受けてSNS上では以下のような声が寄せられている。

<小学校教諭ですが、全額は返ってきません ホテル代や交通費はでますが、食事代(決められた店の決められたメニューでも)などは実費なので修学旅行は行くとマイナスです ほんとありえないですよね…朝早くから夜遅くまで時間外してるのに なんなら深夜でも何かあったら対応するのにマイナスなんて>

<教員1年目で、修学旅行が5月にあり、いきなり8万持ってきてと言われ、かなりキツくて親に借りた>

<私も今度ありますが、約3万>

<以前勤務した自治体は、事務(教委?)が教員分を支払い、あとから過不足の精算がありました。現在勤務する自治体は、教員の立て替えで、「来週7万円徴収」といわれ、驚いたことがあります>

<ウチの県は食費は戻ってきません。夜はほとんど寝れなくて実質24時間勤務だけど、時間外勤務は、確か一泊で4時間で、別日に休んでいいよ~で終わりです>

 参考までに東京都の公立学校ではどのようになっているのかを、東京都教育庁に聞いた。

「都内公立学校の修学旅行に係る経費のうち交通費、宿泊料については、その全額を公費で支給しております。都立学校の修学旅行に係る交通費、宿泊料は、事前に事務手続を行っており、個人で立て替えることはありません。区市町村立学校については、それぞれの区市町村の事務手続によって処理されています」