ポイ捨て防止にも貢献?

パンデミック以前の話だが、筆者はインドネシアのゴミ問題について取材したことがある。海岸に打ち上げられた無数のプラスチックゴミ、特にペットボトルが目立つ光景は今もはっきり思い出すことができる。当時はこのゴミを前に、市民ボランティアが奮闘していた。

しかし、ペットボトル回収が手軽な副収入になることが広く認識され、なおかつそれを実現するIoT機器が身近に設置されたら、ボランティアの出番はなくなる可能性がある。それに代わって、ポイ捨てされたペットボトルを探し回る業者が現れるかもしれない。

ペットボトルの仕分けから粉砕、ポイント付与まで実施できるPlastichero AI Robotの出現と普及により、ゴミ回収やリサイクル業界にも変革が起こりそうだ。いずれは我々の生活を下支えするインフラストラクチャーとなるのだろうか。

参照:
Plastichero
ecocentre
ecocentre(PDF資料)

(文・澤田 真一)