5. 私たちの「あたりまえ」を作る下水道
今回私は、2つの下水道館を1日ずつ、2日連続で見学させてもらいました。連日で下水についての理解を深めたからか、いつの間にか日常的に、道路にあるマンホールを気にするようになっていました。
「ここは『うすい』と書いてあるから雨水が流れている。こっちは『合流』と書いてあるから雨水と汚水が合流した下水道なんだ! 」
ちらっとマンホールを見ただけでもこんなことを思うようになって、このマンホール1つ1つの下に広がる、下水道の世界をイメージできるようになりました。
あなたが毎日踏んでいるかもしれないマンホールの下にも下水道は広がっていますし、人々の生活を守るために技術を駆使して下水道を管理している人たちがいます。私たちが毎日あたりまえに流している水は、どこへ行ってどんな風に処理されるのか......まずは知ることから始めてみませんか?「下水」というテーマはきっと、子どもにもイメージしやすく、大人でも新たな発見があるはずです。
文・写真・安光あずみ/提供元・たびこふれ
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