就活でくるみん認定企業を選ぶ際メリット

くるみん認定企業は、従業員の育児と仕事の両立を支援するためのサポートが充実しています。

例えば、2018年にくるみん認定を取得している株式会社ニトリホールディングスは、育児休業中の従業員を対象とした、休業中・復職後のキャリア支援体制を強化したり、日曜・祝日に出勤する際の託児サービス費用を補助する制度を導入したりと、子育てと仕事を両立する支援制度を拡充させています。

このようにくるみん認定企業は子育てサポートが充実しているため、長く働きやすいというメリットがあります。育児と仕事を両立させ、子育てを十分に行いながらキャリアも積んでいきたいと考える就活生は、希望する企業がくるみん認定企業かどうかをチェックしましょう。

知っておきたい厚生労働省の認定マーク

厚生労働省が認定するマークには、くるみん認定以外にもさまざまあります。関連する取り組みを行っている企業は、認定マークの取得を目指してみてはいかがでしょうか。

えるぼし認定

えるぼし認定」は、女性の活躍を推進する取り組みを行っている企業のうち、一定の要件を満たした事業主に付与される認定マークです。取り組み内容に応じて3段階で認定されます。

評価項目は「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5つ。これらの項目のうち満たした数に応じて認定段階が決定されます。

参考:厚生労働省「「えるぼし認定」とは」

ユースエール認定

ユースエール認定」は、若い世代の採用・育成に積極的な企業のうち、認定基準を満たした中小企業に付与される認定マークです。この制度では、常時雇用する労働者が300人以下の事業主を中小企業と定義しています。

ユースエール認定を取得するには、12の項目を全て満たす必要があります。基準を満たした上で労働局に申請を行うことで、ユースエール認定企業として認定されます。

参考:厚生労働省「ユースエール認定」

安全衛生優良企業認定 ホワイトマーク

安全衛生優良企業認定 ホワイトマーク」は、従業員がより安全かつ健康に働ける企業を増やすため、平成27年6月に設置された制度です。

安全衛生優良企業とは、高い安全衛生水準を維持・改善している事業主のうち、厚生労働省から認定を受けている企業のことです。認定を受けることにより、企業は取引先や求職者に働きやすい優良企業であることをPRできます。

認定基準は3つです。第一・第二項目は必須で、第三項目は6割以上、全体として8割以上を満たすことで安全衛生優良企業として認定を受けられます。

参考:厚生労働省「安全衛生優良企業公表制度について」

健康経営優良法人 大規模 ホワイト500認定

健康経営優良法人 大規模 ホワイト500認定」は、より優良な健康経営を実現している企業を認定する制度です。従業員・求職者・取引先・金融機関から社会的な評価を得やすい環境を整備する目的で作られました。

大企業を対象とした「大規模法人部門」と、中小企業を対象とした「中小規模法人部門」が設置されています。各部門の上位法人には、大規模部門の場合は「ホワイト500」が、中小規模部門の場合は「ブライト500」が付与されます。

2024年には、株式会社ニトリホールディングスや株式会社セブン&アイ・ホールディングスなどが優良法人として認定されています。

参考:経済産業省「健康経営優良法人認定制度」

健康経営優良法人 中小規模 認定

健康経営優良法人 中小規模 認定」は、優良な健康経営を実施している企業のうち、中小規模の企業に与えられる認定制度です。

経営理念・組織体制・制度、施策実行・評価、改善の4項目の総合評価から、優良法人であると認定されます。評価項目は、大規模部門・中小規模部門どちらも同じです。

参考:ACTION! 健康経営「健康経営とは」