安価でフェアなエネルギーで業界を変革

――将来的には提携の可能性もあるんですね。やっぱり環境負荷を下げるのが目的ですか?
Maroonian:そうです、ビジョンはデカーボニゼーション。CO2を減らす。それともうひとつ、エネルギーをクリーンで誰でも安く使えるものにしたいと思っています。それが水素、アンモニアのことなんです。Fossil fuel…石油から離れたくても、方法があまり多くない。そのうちのひとつが水素ですね。

特に今、ロシアとウクライナのようにエネルギーが原因で戦争が起こっていますよね。でも、水素やアンモニアは水と太陽があれば誰でも作れるフェアなエネルギー。だから当社は、いろんなエネルギー企業から、あんまり…あのーまあ…

――歓迎されていない?
Maroonian:というのもありますね、はい(笑)。市場をdisturbしすぎて。それがスタートアップの目的でしょう? 今のスタンダードをちょっとdisruptする。一方で、アンモニアの業界はこれを見て、エネルギー業界に入れるということもあるので。まあ、業界や市場が変わるということですね。

――エネルギーの民主化ですね。

Maroonian:revolutionize、そうです。「Revolutionizing Hydrogen Supply」です(Neology社サイトトップにある言葉)。

Image Credits:Neology


ディスラプターとして業界を変革するNeologyは、現在シードラウンドで投資家を探している。また、現在交渉中の4社のうち1社は日本企業ということで、近い将来日本でも同社のシステムを目にすることになりそうだ。

引用元:Neology

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(取材/文・Techable編集部)