オフヘルあるあるの苦行がない!? 神バイザー
オフロードヘルメットをかぶって初めて高速道路を走った時、誰しもが経験するであろう「首もげますけどコレ」現象。
初めてかぶるのがオフロードヘルメットならまだしもオンロード用のフルフェイスやジェッペルなどに慣れていた人だったら、オフ車のライディングフォームもあいまって前方からもろに受ける風によるヘルメットの仰け反り挙動に不安感を持ちバイザーをむしりたくなるだろう。
完全に空気抵抗発生器でしかない形状に見える大きなバイザーだが、枝が当たったり前走車が巻き上げた泥や砂などが顔に当たって視界をふさいでしまうことを防ぐために装着されているオフヘルたる所以の大事なパーツのひとつ。
慣れれば無意識に首の筋肉がいつでも風こいやースタンバイ状態になり、アゴを引いて空気抵抗を少しでも弱めれば大丈夫なのだが、どちらにせよ首に負担がかかるので疲労は地味に大きく溜まっていく。さらに首がスタンバッててもトンネル出口の突風で頭が一気に持ってかれてのけ反ったりして目線が大きくブレることもある、まさにオフヘルあるあるなのだ。
空気抵抗を極限まで軽減したバイザー形状
個人的にマッドジャンパー2で一番スゴいと思ったポイントが「バイザー」。本気で一瞬オフヘルを被っていることを忘れそうになるほど前方から受ける空気抵抗がほぼないのだ。
それを可能にしたのがテスト走行を繰り返し何度も改良を重ねてできあがった形状で、オフロード走行において重要となるバイザーの長さを犠牲にすることなく走行風が抜けやすい形状に仕上がっている。
モタードレーサーの方から「ジャンプをした時にバイザーに空気抵抗がかかるけど、着地でブワっとめくれることなく目線を変えずに着地することができた。いい形状をしているね!!」のお言葉をいただけたそう。やはり神バイザー!!
バイザー角度の調整もワンアクションで楽ちん
バイザーの角度はどこが正しいということはなく好みの角度でOKなのだが、高速走行時は下げて空気抵抗をさらに減らし、林道に入ったら上げるのもひとつの手。レースやコース走行では路面がヌタヌタドロドロの場合など泥除けのために下げることも。
マッドジャンパー2のバイザー角度調整はバイザー付け根の真ん中の1カ所で調整できる。簡単に回せて調整でき、ホールド力もしっかりしているのでとても楽ちん。
ちなみに角度調整可能でグラフィックがあるものは、ほぼバイザーを一番上げた状態に合わせてデザインされているのだ。