Z世代の約3割が業務以外のコミュニケーションに消極的
風通しの良い人間関係を築くためには、社内外でのコミュニケーションが大切だと思われますが、Z世代の人たちはどのように考えているのでしょうか。「会社での業務以外のコミュニケーションに関してどう考えていますか?」という質問に対し、「積極的に取りたい」と回答したのは26.3%でした。そして最も多かった回答は「必要であれば取っても良い」の45.7%。一方で、「できれば取りたくない(16.5%)」「全く取りたくない(11.6%)」という回答を合わせると、28.1%が業務以外でのコミュニケーションに消極的であることがわかりました。
勤務先への不満に「人間関係」をあげた人が約2割もいたことを考えると、Z世代の人たちは会社の中で良好な人間関係を築くのに苦労しているのかもしれません。世代による関わり方の違いに戸惑っている人も多いのではないでしょうか。
そんなZ世代の人たちが“社内の人とどのようにやり取りしたいと思っているのか”についても調査しています。「社内の人とのやり取りは、どの方法で行いたいと考えていますか?」という質問に対して、「直接」と回答した人は60%、「チャット」が30%、「電話・オンライン」が10%という結果になりました。
社内でのやり取りは「直接」という人が6割と多数派ではあるものの、3割は「チャット」という回答に。SNSやネットでのやり取りに慣れ親しんだ世代ならではの結果だという印象を受けます。
約2割が「いまの勤務先で3年以上働く予定はない」と回答
続いて、勤務先での今後について、「今の勤務先で3年以上働く予定ですか?もしくは働いていますか?」と質問。これに対し、61%が「はい」と回答し、19%が「いいえ」と回答、20%が「分からない」と回答しました。
この結果は最初の設問の結果と大差ないため、やはり不満を抱きながら働く人が、そこで「長く働こう」という気持ちを持ち続けるのは難しいことなのかもしれません。