TSLA:テスラ

5.とんでもなく株価が上がった米国株銘柄5選
(出典:Trading View)

長期で株価を爆上げさせた代表格が、電気自動車(EV)大手の米国株「TSLA」だ。

もしもテスラの株を、10年前に株を購入していたら、どうなっていただろうか。

2013年3月、テスラの株価は1株2.5ドル付近で推移していた。現在の株価は1株190ドルほどだ。つまり株価は70倍以上になった。すさまじい上昇率だ。

もし2013年3月に100万円を投資していたら、価値は7,000万円以上に膨らんでいたことになる。

UNH:ユナイテッドヘルス

6.とんでもなく株価が上がった米国株銘柄5選
(出典:Trading View)

テスラといった銘柄はよく「テーマ銘柄」などと呼ばれる。EVという流行のテーマにのって株価を上昇させた銘柄だからだ。こうした銘柄は、勢いにのれば株価の急上昇が見込まれる。

一方、こうしたテーマ銘柄ではない地味な銘柄の中にも、長期間で株価が大幅に上昇した銘柄がある。

例えば、1つ例を挙げるとすれば「UNH」ははずせない。ヘルスケア関連製品や医療保険サービスを提供し、堅実な経営で地道に業績を拡大させている企業だ。10年前、株価は1株45〜50ドルほどの幅で推移していたが、現在は1株500ドルほどだ。株価は10年でおよそ10倍になっている。

株式投資は「てんびん」であることを忘れずに

株式投資は「てんびん」だ。大きくもうけようとすると、大きなリスクを抱え込むことになる。個別銘柄への一括投資は、いささか危険がともなう。しかし、自分の資産の数%はこうした銘柄に投資し、小さく夢を買うのはありかもしれない。最後はあなたの判断次第だ。

文・井上喜奈子(ファイナンシャル・プランナー)
中央大学法学部卒業後、大手生命保険会社に入社。約7年、生命保険と損害保険のコンサルティング営業を行う。個人営業と法人営業を経験。出産後ライターとして活動している。コストコマニアで、日々節約に奮闘中。