過去、株価が約170倍に上昇した米国株がある。

「インデックス型の投資信託に積み立て投資」年数%のリターンを積み重ねていくなら、この手法は確かに手堅い。しかし「憶り人への切符」を買う手応えが少ないかもしれない。

一方、個別銘柄に投資すれば、短期間で資産を2倍以上、中長期的には170倍増やすことも可能になってくる。

この記事では米国相場において、短期間で株価を急上昇させた銘柄を紹介する。

「長期投資はゆずれない」という方のためにも、じっくりと時間をかけて、しっかりと化けた「インデックス大化け」銘柄も見ていこう。

※紹介する銘柄の過去の株価は、株式分割なども加味した株価。上昇した資産額は全て税引き前の金額

短期間にグンと株価が超回復

META:Meta Platforms(旧Facebook)

1.とんでもなく株価が上がった米国株銘柄5選
(出典:Trading View)

ティッカーシンボルが「META」の米国株銘柄は、Meta Platforms、旧Facebookだ。米国相場は2022年から軟調な状況が続き、特にテクノロジー株が大きな下落に見舞われた。しかし、うまく底で買えていれば、あなたの資産は今大きく増えている。METAにもチャンスはあった。

METAは2022年11月に1株90ドル付近で底をつけ、現在は1株440ドル付近まで回復している。株価は短期間で約4倍以上になったことになり、もし底を打った段階で1,000万円をMETAに一括投資していれば、資産は4,000万円以上になっていることになる。ただし、だからといって今後も株価が上昇するかは別問題であるため、注意が必要だ。

AIブームに乗った半導体銘柄

NVDA:エヌビディア

2.とんでもなく株価が上がった米国株銘柄5選
(出典:Trading View)

エヌビディア(NVIDIA Corp)は、半導体メーカーで主にGPUの設計に強みを持っている米国の企業である。昨今のAIブームで、半導体の需要が増加する予想を背景に、急速に成長している企業である。

世界を席巻するビッグテックとして従来はGoogle、Apple、Facebook(現META)、Amazon、Microsoftを総称して「GAFAM」と言われていたが、最近ではこのエヌヴィディア(と後述のテスラ)を含めて、「MATANA」と言われている。

エヌヴィディアの恐るべき点は、市場関係の強気予想を上回るペースで成長していること。アナリストの予想を裏切る決算内容で株価が続伸する場面が何度も起きている。

株価は直近10年間で17%以上も上昇。

直近半年でも倍近い成長をしている。ChatGPTをはじめとしたAIは引き続き、旺盛な需要が見込まれる。この「AIブーム」を背景にした NVIDIAの成長はしばらく続くと見る投資家も多い。

インデックスにレバレッジをかけるETF