こんにちは!ミオです。

今日は、ある本をご紹介したいと思います。

皆さんはスペインにあるバスクをご存じですか?バスクはスペインの北部にあります。そこにいる修道女たちの知恵がたっぷり詰まった保存食の本『バスクの修道女 畑と庭の保存食/丸山 久美:著』を紹介します。

著者の丸山さんは、長きにわたって修道女たちと交流を持ち、彼女たちから料理を教わりました。そんな著者がバスクの味を忠実に、保存食を使ったアレンジ料理からデザートまでを本にされています。

この記事では、ほんの一部だけご紹介しますので、気になる方はぜひお手にとって読んでくださいね♪

修道院とは?

修道院は、キリスト教の戒律に従って共同生活をする場所です。

スペインの多くの修道院は観想修道会で、この修道院には禁域がありますので、境界線に外部から人が入ったり出たりすることを禁じられています。もちろん、修道女もです。ですが、病院やなにか外で手続きが必要な際には外出することができます。外出はそれくらいで、それ以外は修道院で過ごしています。

修道女たちの1日

修道女たちは忙しい毎日を過ごしています。

祈りの時間を中心にテキパキとスケジュールをこなしています。修道院は、祈りと労働に生涯を捧げる場所ですので、日常生活に不可欠な家事(掃除、料理、洗濯など)は、各自もしくはローテーションで担当し、さらには農作業や野菜や果物の保存作業までこなしています。

気になるタイムテーブルはぜひ本をご覧ください。

保存食はどうやって生まれた?

修道院には庭園があり、野菜や果物などが栽培されています。これらで自給自足が実践されており、その傍らで農業技術の研究が行われ、発展していきました。修道院ではこの庭園での労働があり、この庭園内で実ったものは生きていくために大切なものになっています。ですので、庭園で採れた野菜・果物を無駄なく食べるために保存食が生まれました。

このことからわかる通り、修道院では、無駄なく食べることが基本になっています。