楽天モバイルは音声+データ30GB/月プランが1年間無料に!

通信会社の株主優待では楽天モバイルにも注目です。楽天グループ(4755)では2023年まで楽天モバイルのデータ通信専用eSIM(月30GB)を株主優待で無料提供していました。

しかし、あまり使い勝手がよくなかったこともあり、2024年2月14日に楽天グループは新たな株主優待として「音声+データ30GB/月」プランを1年間無料にすると発表したのです。

●楽天グループ「株主優待制度」は→こちら ●楽天グループ「剰余金の配当(無配)及び第27期 株主優待制度(内容変更)に関するお知らせ」は→こちら

スマホ料金を【新NISA】株主優待を利用して極限まで安くする方法!
楽天グループでは新たな株主優待制度として「音声+データ30GB/月」プランを1年間無料にすることを発表しました(画像は楽天グループ公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

ただし、配当金はなく、株主優待の初回は2023年12月末時点で100株以上保有している必要があり、eSIMは4月下旬から送付され、5月1日より適用される予定です(物理SIMカード(pSIM)を申し込むことも可能)。

したがって、今から楽天グループの株を購入してもすぐに利用することはできず、早くても2025年から無料になる点はご注意ください。

また、株主優待で無料になるのは「Rakuten最強プラン」ではなく、法人プランの「音声+データ30GB/月」プランと同等のようです。

こちらの法人プランは月額3,048円で提供されていますから、年間3万6,000円以上得する計算になりますね。

とはいえ、Rakuten最強プランではないので、SPU特典(Rakuten最強プランご契約で+4倍)は対象外となります。

スマホ料金を【新NISA】株主優待を利用して極限まで安くする方法!
以前の株主優待は「データ専用eSIM」でしたが、今回は「音声+データ(30GB/月)」プランが1年間無料になるので、かなり実用的になりました(画像は楽天グループ公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

楽天モバイルの株主優待で気になるのが、楽天経済圏にどっぷり漬かっているいる人の多くが、すでに楽天モバイルのRakuten最強プランに加入していることでしょう。

株主優待を利用すると、別に音声+データ(30GB/月)を利用することになり、2つの楽天モバイル回線をデュアルSIMで使うことになります。

Rakuten最強プランは月額3,278円で無制限利用できるので、あまり株主優待の意味がないようにも思えます。

しかし、Rakuten最強プランは段階従量制なので、株主優待で30GBを無料で利用できれば、Rakuten最強プランのほうは月3GB(月額1,078円)に抑えられる可能性もあります。その場合は毎月2,200円も安くできますので、株主優待を利用する意味は十分あるでしょう。

●楽天モバイル「 Rakuten最強プラン(料金プラン)」は→こちら

スマホ料金を【新NISA】株主優待を利用して極限まで安くする方法!
Rakuten最強プランは段階従量制です。月3GBまでなら1,078円、月20GBまでなら2,178円、20GBを超えると無制限になり3,278円で利用可能となっています(画像は楽天モバイル公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

楽天グループの株価は2024年3月5日時点で822円程度ですから、100株では8万2,200円ほどの投資になります。現在、楽天グループでは配当金がありませんが、株主優待を利用すればスマホが1年間無料になるのは見逃せませんね。

なお、ひとつのスマホで2つの回線を使用できる「デュアルSIM」の使い方については、こちらの記事を参考にしてください。

ところで新NISAって何? 本当にお得なの?

それでは、最後に新NISAの制度についてザックリおさらいしていきましょう。

そもそも2023年までは「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類がありました。これはいずれも投資するときの優遇制度です。

通常、株式の売買や投資信託などで出た利益に対して約20%の税金がかかるのですが、NISAなら非課税となります。

たとえば、株の売買で10万円の利益が出た場合は、約2万円が税金となるため実質利益は8万円になってしまいますが、これがNISAなら非課税で10万円を丸々もらうことができるのです。これはお得ですね!

2024年から始まった新NISAでは、一般NISAとつみたてNISAの併用が可能となりました。

一般NISAでは期間が最大5年で上限が年間120万円、つみたてNISAは最大20年で上限が年間40万円だったものが、新NISAでは期限がなくなり、成長投資枠の上限金額が年間240万円、つみたて投資枠の上限金額が年間120万円=合計360万円(最大金額1,800万円の内訳は、成長投資枠1,200万円、つみたて投資枠600万円)に拡大されたのです。

■NISAと新NISAの違い

新NISA NISA
一般NISA つみたてNISA
最大金額 1,800万円 600万円 800万円
年間投資額 360万円 120万円 40万円
非課税期間 無期限 5年間 20年間

一般とつみたてに分かれており、利用期限もあったNISAですが、2024年から年間360万円で無制限となりました。これでかなり投資がしやすくなっています(表は筆者が独自に作成)

株式投資で注意したいのは、新NISAでの成長投資枠の上限金額が年間240万円であることです。

たとえば、TOKAIホールディングスの株価は1,000円前後なので、「なっとくプラン(8GB)」を無料にするために5,000株を買うには約500万円の投資が必要になります。

しかし、成長投資枠の上限金額は年間240万円ですので、新NISAの非課税枠で500万円を一度に投資することはできません。ご注意ください。