まるでフィルミーノのようなチャンスメーク

2023/24シーズンのWEリーグで既に9ゴールを挙げており、得点ランキングでも2位につけている島田。同ランキング首位の清家(現16ゴール)の影に隠れがちだが、今節のように要所で発揮される決定力は同選手の魅力のひとつだ。

相手ボランチやサイドハーフの背後(死角)から突如現れ、先述の通り相手最終ラインと中盤の間でチャンスメークできるのも島田の特長。このプレースタイルは2022/23シーズンまでリバプールに在籍し、イングランド・プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げたFWロベルト・フィルミーノ(現アル・アハリ所属)を彷彿とさせる。

4月14日のWEリーグ第14節(ノジマステラ神奈川相模原戦)でも、島田のこのプレーで相手の守備ブロックが崩れ、これにより塩越の先制ゴールが生まれた。着実に成長しているこの21歳FWが、今後も浦和の敵陣ゴール前でのパスワークにアクセントを加えるだろう。