TOEIC Listening & Reading Testで800点以上(リスニング375点以上/リーディング425点以上)、TOEIC Speaking & Writing Testsでスピーキング160点以上、ライティング170点以上を取得した受験者を表彰するIIBC AWARD OF EXCELLENCEという制度があることを知っていますか?
日本でTOEIC Programを実施・運営するIIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)から、表彰状と記念品が受賞者に贈られるといい、希望すると、スキルや学習成果をSNSやメールなどで共有・表示できるデジタル証明「オープンバッジ」が発行されます。
大学時代に留学生と出会ったことで、英語や海外のカルチャーに関心を抱き、英語学習を本格的に始めたという室井梨那さん。IIBC AWARD OF EXCELLENCEの表彰を受けるまでに、そのスキルを高めました。
U-NOTEでは、英語学習者であり、TOEIC Program受験者のおひとりである室井さんと、TOEIC Programを運営するIIBC役員の永井聡一郎さんにそれぞれお話をうかがいました。
その模様を、4日連続でインタビューとして紹介します。
【5月3日(金)公開】
受験者も誤解している!?ーーTOEIC Programを実施するIIBC役員が語る‟本当のTOEIC”とは?
【5月4日(土)公開】
本当に日本は国際化してる?ーー日本でTOEIC Programを実施するIIBC役員が語る‟英語公用化の現在地”
【5月6日(月)18:00公開】
「できない原因」を見つけて弱点を克服しようーー「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」受賞者・室井梨那さんインタビュー【後編】
学生時代のTOEIC L&Rスコアは……?
ご友人と留学先で過ごす室井さん(右から3人目)
ーーまずは、室井さんとTOEIC Programについてうかがいます。学生時代から受験されていたんでしょうか?
室井:はい、高校時代はTOEIC Bridge Listening & Reading Tests(初・中級者向けのTOEIC Program)を学校のカリキュラムで、大学生になってからは、TOEIC Listening & Reading Tests(以下、TOEIC L&R)を受けています。
ーー学生時代から英語は得意科目ですか?
室井:高校時代は、英語が苦手でした。単語テストも苦手で、成績でのクラス分けもあまり良くなかったし、補習クラスにも出席するような生徒でした。
ところが、大学に入ってから英語を好きになっていきました。大学生のときTOEIC L&Rは、スコア400~500点レベル。確か……500点には届いたのかな?
ーーコミュニケーションツールとしての英語の楽しさを知ったということですか?
室井:まさにその通りです。英会話がすごく楽しくて、好きになったところから、英語全般に興味が向いていきました。学校の教科書で学ぶ英語からは、その魅力が伝わらなかったんでしょうね。
ーー苦手科目だった英語なのに、優秀なスコア取得者として表彰されるまでに至るまでに、さまざまな努力があったことを想像します。
室井:正直にお答えすると、今回は一切特別なテスト対策はしていないんです。実は、本当に「今、自分の英語力がどのぐらいあるのか」を知りたくて、受けました。だから、なんらかの対策をすると、実際の英語力というより、TOEIC Programでスコアをとる力みたいになっちゃう感覚があったんです。