イサキは本格的なシーズンを間近に控え、栄養を蓄えている真っ最中だ。初夏の産卵を意識し、春先から荒食いモード。今回はお世話になった南知多町・片名漁港のおざき丸の船長や、常連アングラーから聞いた釣果を伸ばすコツをご紹介したい。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
イサキ盛期間近
本格的なシーズン目前のイサキは身に脂が乗り始め、白子や真子も徐々に膨らみ、産卵前の最もおいしい季節到来を目前に愛知県・渥美半島の大山沖では、ひと足早くイサキ釣りが話題となっている。タナを捉えさえすれば初心者でもトロ箱いっぱいの釣果が期待できる。
4月18日、イサキ釣りで乗船したのは片名漁港から出船するおざき丸。出船前にまきエサやエサ、ハリス2~3号、オモリは80号/300g(漁協や船宿でルールが決まっていることもあるので確認しよう)の説明があった。エサはお代わり自由。釣り方はテンビン吹き流し仕掛けで狙うのが一般的だ。
タックル&仕掛け
仕掛けは全長2mでハリス、ミキイトとも2号が標準となる。ハリはアジイサキ用の2号。もちろん事前に釣具店で購入しておいてもいいが、あまり長い仕掛けは手前マツリの原因になるので、避けた方が無難。中部エリアの量販店では、伊勢湾仕様の吹き流し仕掛けが売っているのでそれを選べば間違いないだろう。まきエサはコマセ、さしエサはオキアミ。持ち込みもOKだ。
テンビンは弓型、もしくはストレート型を準備しよう。全長は45~60cmほどのものが使いやすい。サオは長さ2~2.4mの7対3、やや先調子がお勧め。使用するオモリが80号が基本となるので、そのオモリ負荷を考慮して選ぼう。
合わせるリールは巻き上げ時の回収もスムーズで、手返しが良い電動リールがオススメだ。ラインはPEライン2~3号。あまり太いラインは潮の抵抗を受けやすくなるので、3号までにとどめておきたい。
また穂先絡みを解消するために、先イトとしてフロロカーボンラインの6号程度を結んでおくとトラブルを減少できる。またタックルのレンタルもあるので、事前に船宿と相談しておこう。