検討事項としては下図のような項目があげられる。

政府の見解

山田議員は「さんちゃんねる」を配信した3月29日の昼間開催された「地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会」での質疑を最新の政府の見解であるとして、以下のように紹介した。

1. の「AI政策について」では、(上)では割愛した岸田総理以外の政府委員に対する質問もしているので、以下に紹介する。

上記、質問に対して詳しく回答しているが、以下、結論だけ紹介する。

① 課題は把握している。 ② AIを発展させるという点については議論してきたが、著作権法上の課題については議論してこなかった。 ③ 上記のとおり思想または感情を享受しないことを条件として、インプットについては認めたが、アウトプットについても検討したものではない。 ④ 一つ一つのアウトプットに対してではなく、有料で提供されているデータセットを勝手に無料で使ってはダメよと言ったにすぎない。 ⑤ 登録については著作物性を検討しながら、登録するかどうかはそれぞれのものについて判断させてもらう。国会図書館は出版物であればAIで作っているかどうかに関係なく納本の対象となる。 ⑥ その必要性は認める。

山田議員が(上)の最後で岸田総理にもお願いした⑥については、総理は5月9日、政府の司令塔 AI戦略会議設置を表明した。