■ウバイド・リザードマン(紀元前5000年:イラク)
20世紀初頭、考古学者たちがイラクのテル・アル=ウバイド遺跡で発掘調査をしていた際に、頭部がトカゲの人物像を複数発掘した。前後に細長い頭部にはアーモンド形の目、トカゲのような突き出た鼻があり、 ヘルメットをかぶって肩に何らかのパッドを入れているように見える像もあった。
この時代の正義と統治の象徴である杖または王笏を持っている像などのいくつかのバリエーションがあるのだが、最も奇妙なのは乳を飲む赤ん坊を抱く女性の像で、その子供もトカゲのような風貌で表現されている。
ウバイド文化は紀元前5500年から4000年の間にさかのぼるメソポタミアの先史時代の文化であるが、ウバイド人の起源はまだよくわかっていない。
彼らは日干しレンガの家に住む大きな村の集落に住み、建築、農業を発展させ、灌漑を利用して土地を耕作していた。
なぜトカゲの頭部の人物像が作られたのか。ひょっとするとレプティリアン(爬虫類人)に関係があるのだろうか。