意外にも?メリットの多いちょんまげ頭 困るのはかしこまった場面
それにしても、ちょんまげを結うのはもちろん、維持もとても大変そう。外出する時どのくらいの時間をかけてセットしているのかうかがうと「最低限の形にするだけであれば5分程度、時間に余裕のある時や特別なイベントの際は2~30分ほどかけて結います」と、意外にも標準的なセット時間。

さらに、油と元結(紐)さえ買ってしまえば維持できる髪型なので、床屋に行く必要がなくお金の節約にも繋がることに加え、ただ散歩に出かけるだけでも色々な方に声をかけられるので日々退屈しないのだとか。思っている以上にメリットは多いようです。
一方、お葬式などかしこまった場面ではカツラを被ったり、友人と遊ぶ時にあちらこちらで声掛けや写真撮影を求められるので遊びどころではなくなる、といったデメリットも。髪型に問題があるわけではないものの、否が応でも目立ってしまう……というのはやむを得ないところでしょうか。
時代を先取り……ではなく、大きくさかのぼってしまったわけですが、服装にリバイバルブームがあるように、ちょんまげや和装が広く一般的に受けいれられる社会になってほしいですね。
■ 日本の伝統文化や工芸を存続させる仕事に就きたい 令和の侍の夢は大きい
アルバイトに応募する前には、大学を中退したというとりにくさん。まさに目前にはさまざまな道が開けているわけですが、今後についてうかがうと「採用いただいたバイト先でコツコツと働きお金を稼ぎ、まずは一人暮らしを」と、実に現実的な回答が。
もちろんこれだけでなく、その後は「本格的な髪結の技術を勉強しようと思っています、そのかたわら絵のスキルも磨きたいです」といった目標も。今も実際に人の髪を結ったり、学生時代から積み重ねた絵画を継続したりと、自己研鑽に余念がありません。

さらに、将来は「まだざっくりとしていますが、一つ明確なのが何かしら日本の伝統文化や工芸を存続させる仕事に就きたいということです」とのことでした。
もうすでに伝統の存続に一役買っていそうな風貌ですが、そのちょんまげ頭の中にはもっともっと先を見据えた絵が描かれているに違いありません。今後の活動にも注目が集まりそうです。

<記事化協力>
とりにくさん(@tarakosan114)
(山口弘剛)
提供元・おたくま経済新聞
【関連記事】
・ロレックスはもう時代遅れ?富裕層が熱狂する2つの時計ブランド
・初心者が摂りたい筋トレの効果を高めるサプリ4選
・筋トレと有酸素運動、順番はどちらが先か?理由と効果を解説
・筋トレBIG3とは?忙しい人こそ実践したいトレーニングを紹介
・初心者向け!ネット証券ランキング