元隣人女性から賠償を求める訴えを起こされた母親が、「精神的苦痛」を受けたとして反訴した。『NBC New York』『Law and Crime』などが報じた。

■障害ある息子に対し「うるさい」

2022年5月、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのアパートで暮らす母親が、息子(11)を連れて家を出たところ、隣の部屋に住む女性Aさんに呼び止められた。

Aさんは自己紹介をした後、「あなたの息子の声がうるさい」「アパートの裏庭で遊ばせるのも、外出させるのも止めてほしい」などと苦情を言ったという。

母親によると、息子は重い自閉症に加えADHD(注意欠如・多動症)があり、言葉を話すことができないそうだ。うめき声と叫び声が唯一のコミュニケーション手段のため、母親は息子の状態を丁寧に説明してAさんに理解を求めた。さらに自身の携帯電話の番号を渡して、「問題があれば連絡してください」と伝えたという。