■桂正和氏は「気力が出ません」

『ウイングマン』や『電影少女』などで知られ、鳥山さんと長年の友人でもある桂正和氏は、「力が抜けて気力が出ません」とかなり強いショックを受けた様子。

鳥山さんとの交流を振り返り、「本職の漫画では、合作とかもしたけど、あれも楽しかった。でも、99%漫画の話をした事はない付き合いでしたね。漫画家として、見てる風景、作家のレベルも違いすぎて、偉大さを意識した事が無かったです。わかってはいます。けど、本人と接する時は微塵もそれは感じなかった。人柄ですね。だから偉大な漫画家というより、今も友人としてとしか考えられない」とつづる。

昨夏に桂氏が手術を受ける際、鳥山さんから気遣いのメールが届いたことに触れ、「メールをくれた後、なんで電話しなかったのか、それが、すごく後悔です。もうくだらない話で長電話ができない事が、残念でしかたないです」と記すと、「私の、また連絡くださいとのメールの返事に、軽くOKって書いてあったのが最後なんて、ダメです。心底辛いです」と悔やんだ。