2024年1月に販売を開始した5代目となる新型スズキ スイフト。

歴代スイフトが培ってきた優れたデザイン性と走り、安全装備と高い利便性に、“クルマと日常を愉しめる”という新たな価値を融合した世界戦略車です。

そのスイフトに試乗することができましたので、インプレッションをお届けしましょう。

目次
基本性能を高めた新型スイフト
3ペダルMTによるドライブを楽しめる数少ないコンパクトカー
新型スイフトは、経済的なのに乗るのが楽しい、素うどんのようなクルマだった

基本性能を高めた新型スイフト

【プロ解説】MT免許をもっていたら、絶対に新型スイフトに乗るべき。その理由とは?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

新型スイフトは、全長3,860mm×全幅1,695mm×全高1,500mmの5ナンバーサイズで2024年に登場しました。

基本骨格に、高剛性と軽量化を両立したプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。ボディの結合部には減衰接着剤を塗布するとともに、バッフル材の追加やダッシュパネルの板を厚くすることで、高い静粛性を実現しています。

パワートレインは、全車燃費性能を追求し高効率を実現した新開発のZ12E型1.2L直列3気筒DOHCエンジンと、それに最高出力3.1ps、最大トルク60Nmを発生するモーター機能付発電機(ISG)とリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドの2種類。

トランスミッションは、トルクコンバーターに低剛性化したダンパーを採用し、高い静粛性能と燃費性能を両立する高効率CVTと、5速MT(HYBRID MZ・2WD)。

WLTCモード燃費はマイルドハイブリッド車が22.7〜24.5km/L(CVT)と25.4km/L(5速MT)、ガソリンエンジン車は22.0〜23.4km/Lです。

予防安全技術の『SUZUKI Safety Support(スズキセーフティサポート)』には、広角単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキの「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用。右左折時の歩行者や自転車さらに右折時の自動二輪車も検知できるようになりました。

くわえて、ハイビームの照射範囲を制御する「アダプティブハイビームシステム(HYBRID MZ)」「車線維持支援機能」「車線逸脱抑制機能」「アダプティブクルーズコントロール」などがドライバーの疲労を軽減します。

車両本体価格は、ガソリンエンジンの「XG」が172万7000円〜、マイルドハイブリッドを搭載した「HYBRID MX」が192万2800円〜、最上級グレードの「HYBRID MZ」は216万7000円〜。

メーカーオプションとして、カメラがドライバーの顔情報を認識し、居眠り、眠気、脇見を検知して注意をうながす「ドライバーモニタニングシステム」が使えるようになる全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機装着車は「HYBRID MX」と「HYBRID MZ」で選ぶことができます。