■サスペンションのさらなる熟成
S3シリーズは、Sスポーツサスペンションが標準装備だ。標準モデルのA3と比較すると車高が15mm低められている。

サスペンションのリンクブッシュ硬度がさらにアップされ、よりネガティブキャンバーを可能にする新しいマウントにより、ステアリングレスポンス、横剛性が向上している。また、ステアリングは改良されたプログレッシブ・ステアリングにより、より正確なコーナリングが実現。特に中間ポジションでよりダイレクトな設定となったため、ハンドリングが向上している。
ESCも最新世代となり、コーナリング中のコーナー内側ホイールに、わずかにブレーキをかけるホイールセレクティブ・トルクコントロールもさらに進化し、トラクションが向上するとともに、減速時の挙動が改善されている。
タイヤは18インチ(225/40)タイヤが標準装着され、2種類の19インチ(235/35)タイヤがオプション設定されている。今回新たに、ファルケン(Falken)製のスポーツタイヤがラインナップに加わっている。このタイヤは、特にドライコンディションで、非常に高いグリップ力と安定性を提供することができる。
ブレーキは、フロントに大径のベンチレーテッドブレーキディスクが装備されている。18インチのスチールブレーキの直径は357mm、厚さは34mmで、以前よりも4mm厚くなっている。フロントブレーキの2ピストンキャリパーも新たに採用されている。
■エクステリア・デザインの刷新
六角形のフレームレス・シングルフレームは、よりフラットでワイドな形状になっている。ボリューム感のあるグリルが強調され、大型のサイドエアインテークとともにダイナミックなキャラクターの印象を強めている。

リヤバンパーも、これまで以上にダイナミックになり、ディフューザー上のリヤエプロンは、特徴的なL型ウイングを備えたシングルフレームの形状を反映している。S専用デザインのリヤエプロンは2つに分割されており、RSモデルのデザインの特徴である垂直サイドリフレクターと組み合わせると、特にスポーティさが強調され、Sモデルの特徴となっている。


4本出しのテールパイプによって、ダイナミックなイメージがさらに強調される。チタニウム製サイレンサーを備えたオプションのパフォーマンス・エキゾーストシステムは、よりエキサイティングなサウンドを生み出すことができる。

灯火類も刷新され、ライトハウジング上端には、LEDおよびマトリクスLEDヘッドライトのデジタル・デイタイムランニングライトを構成する24ピクセルのエレメントが3列に配置されている。
そして今回からA3シリーズで初となる、MMIを使用して最大4種類のデジタル・デイタイムランニングライト・シグネチャーが選択できるようになっている。そのためライティングのカスタマイズにより、いつでも好きな時に表情に変えることができるのだ。テールランプも新しいリヤライトデザインを採用し、カミングホーム/リービングホーム機能の演出が一新されている。