フランスの伝統菓子の1つ、それが「ガレット・デ・ロワ」です。
ただ、名前だけではどのようなお菓子なのかいまいちわかりません。
一体「ガレット・デ・ロワ」とはどのようなスイーツなのでしょうか?
目次
・「ガレット・デ・ロワ」とは
・飾り包丁「レイエ」が目を引く美しいお菓子
・「ガレット・デ・ロワ」はどうやって作られる?
・「ガレット・デ・ロワ」はいつ食べる?
・1月の公現節のお祝いとされてきた「ガレット・デ・ロワ」
・当たるとラッキー?お菓子の中に陶器が!!
・どれを食べるかは自分では決められない?
・共通点もあるお菓子との違い
・ピティヴィエ
・キングケーキ
・まとめ
「ガレット・デ・ロワ」とは
まずは「ガレット・デ・ロワ」について見ていきましょう。
飾り包丁「レイエ」が目を引く美しいお菓子
「ガレット・デ・ロワ」はフランスの伝統的なお菓子の1つです。
その最大の特徴は美しい「レイエ」が刻まれている点にあります。
「レイエ」とはいわゆる飾り包丁のことでフランスの伝統菓子などで見られる製法となります。
その「レイエ」を刻んだ焼き菓子が「ガレット・デ・ロワ」です。
「ガレット・デ・ロワ」はどうやって作られる?
「ガレット・デ・ロワ」は「クレームダマンド」をパイ生地で包んで焼くのが基本的な作り方となります。
「クレームダマンド」は主にバター・砂糖・卵・アーモンドパウダーなどを配合して作るアーモンドクリームのことを言います。
アーモンドとバターがふんだんに入っていることから風味豊かなクリームであるのが特徴です。
その「クレームダマンド」をパイ生地に包んで焼けば出来上がり!
……と言いたいところですが「ガレット・デ・ロワ」は「レイエ」を入れるのが特徴となります。
現に「ガレット・デ・ロワ」の仕上げでは生地の表面に溶き卵を塗った後に小型のナイフなどで慎重に切れ目を入れていきます。
その切れ目が焼くことで開き、美しい飾り模様となるわけです。
ちなみに伝統的な「ガレット・デ・ロワ」の模様は「麦の穂・太陽・ひまわり・月桂樹」の4種類あるとされています。
昨今はその限りではないものの昔ながらの「ガレット・デ・ロワ」にはそうした決まった模様が入れられます。