「我が家の猫めっちゃ綺麗に並んで寝てる」と、SNSに投稿されたのは、4匹の猫がリラックスして寝転んでいる写真。

 下に置いてあるクッションがよほど寝心地いいのでしょう。綺麗に並んで眠る猫ちゃんたちの姿には、「可愛いすぎます」、「焼き目見本、色が濃くても中は柔らか」などの声が寄せられています。

■ まるで縦列駐車のよう

 投稿者は、車屋だいちゃん1111さんこと岡田さん。この写真が撮影されたのは岡田さん宅のリビングで、人間用に購入したという大きめのクッションを猫たちが占拠しています。その光景はまるで縦列駐車。

猫の縦列駐車 綺麗に並ぶ姿にほっこり
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 岡田さんによると、猫たちがこのクッションの上で並んで寝るのはよくある光景とのこと。普通のクッションのはずですが、なぜか猫たちがとても気に入り、今では猫たちのお気に入りスペースになっているそうです。時には出遅れた猫ちゃんが順番待ちをしていることもあるのだとか。

猫の縦列駐車 綺麗に並ぶ姿にほっこり
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

■ 「保護猫ハウスもなねこ」を運営

 「猫の縦列駐車」に順番待ちがでるほどたくさんの猫と暮らす岡田さんは、実に17匹の猫と一緒に暮らしているとのこと。17匹すべてが保護猫で、岡田さんが運営に携わる「保護猫ハウスもなねこ」には、さらにたくさんの保護猫たちがいるそうです。

 岡田さんは、京都のとある公園で「業者に頼んで殺処分」と言われてしまった猫たちの保護をきっかけに、野良猫を救う活動を個人で始めたとのこと。その後、保護猫ハウスを始動したものの移転を余儀なくされてしまい、クラウドファンディングの力を借りつつ、岡田さんがローンを組んで2023年に一軒家を購入。紆余曲折ありながらも、現在の「保護猫ハウスもなねこ」が存続しているといいます。

 ボランティアさんや獣医さんたちの手を借りながら、猫たちの幸せのために日々奔走している岡田さん。現在は猫の数が多すぎるため、やむを得ず新規の受け入れは行っていないとのことですが、一時は車を10時間も走らせて九州まで猫たちを助けにいったこともあるのだとか。

 老衰や病気でお空にいってしまった猫たちもいたそうですが、これまでに約80匹の保護猫たちが新しい飼い主のもとに巣立っていったとのこと。

 保護猫ハウスで暮らす猫たちは約40匹。「いつか全保護猫たちに飼い主が見つかり、保護猫ハウスが必要なくなる日が来てほしい」と願いながら、活動を続けているそうです。

 「保護猫ハウス もなねこ」のX(旧Twitter)には、かわいい保護猫たちの様子が投稿されています。

猫の縦列駐車 綺麗に並ぶ姿にほっこり
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 

<記事化協力>
車屋だいちゃん1111さん(@dai_mark_x_pio) 

(一柳ひとみ)

提供元・おたくま経済新聞

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