■ やむを得ず飼育できなくなってしまった場合も、飼い主が最後まで責任を

 ペットを飼育する場合、最期まで責任をもって飼育することは当然ですが、やむを得ず途中で飼えなくなってしまうこともあるでしょう。

 こうした場合の対応についてうかがうと「ご自身で里親募集サイトに投稿を行うことがベターですが、それすらままならない状況の場合は、親族やお住まいの地域の動物愛護センターや保健所に里親探しの手伝いをしていただけないか相談するのも方法の1つかと思います」と担当者。もちろん、ハムメディアでも、里親探しの手伝いは随時実施しています。

 また「高齢だったり、環境変化に敏感なハムスターの場合は、長距離移動をするとストレスで命を落としかねないため、長距離移動が伴う譲渡自体を選択肢から外すべきです。基本的に隣接する都道府県に範囲を絞って、直接手渡しが適切だと考えます」とのこと。引き渡しまでしっかり行うことが、飼い主としての責任であることは明白でしょう。

 インタビューの最後に「当団体として倫理観への影響を及ぼすことが難しい場合であっても、行政や配送業者様と連携を取り、ハムちゃんの発送を防止できないか施策を検討してまいります」と担当者はコメント。

 「保護団体だから」ではなく、ペットを飼うことは「命と向き合うこと」として、ひとりひとりが当たり前のように、あるべき倫理観を持って接してほしい、と切に願うばかりです。

<記事化協力>
一般社団法人 ハムメディア(@ham_edia)

<参考・引用>
環境省「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」
日本郵便HP「生きた動物をゆうパックで送れますか?」
ヤマトホームコンビニエンスHP「ペットの輸送の概要・内容」

※記事内容は公開時点の情報です。後に変更になる場合があります

文・山口弘剛/提供元・おたくま経済新聞

【関連記事】
ロレックスはもう時代遅れ?富裕層が熱狂する2つの時計ブランド
初心者が摂りたい筋トレの効果を高めるサプリ4選
筋トレと有酸素運動、順番はどちらが先か?理由と効果を解説
筋トレBIG3とは?忙しい人こそ実践したいトレーニングを紹介
初心者向け!ネット証券ランキング