タブレットを使ったほうがいい場面は?

ここまで、スマホとタブレットそれぞれのメリットやデメリットについて解説してきました。

もちろん、電話やネット接続については、SIMカードを利用できデータ通信も可能なスマホのメリットが大きいでしょう。

スマホが大画面化した今、タブレットはもはや不要? – 両方持つ意味はあるの?
電話やLINEで連絡を取る場合は小型のスマホのほうが便利です。また、外出先でのネット接続もSIMカードが使えるスマホのほうが優れています(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

しかし、一方でスマホよりもタブレットを使ったほうが良いシーンもありますので、ここで具体的に説明しましょう。

動画視聴は大画面のタブレットのほうが迫力がある!

TVer、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Huluなどの動画サブスクの利用も、今では当たり前になってきました。

これらの動画を楽しむときは、大画面のタブレットのほうが迫力がありますし、字幕の表示などもスマホで観るよりは快適です。

とくに、出張や旅行で長距離移動する飛行機内や電車内ではゆったりと動画を楽しめるでしょう。

スマホが大画面化した今、タブレットはもはや不要? – 両方持つ意味はあるの?
タブレットは、スタンドを利用して横位置にして置けば、動画を大画面でじっくり楽しめます(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

ちなみに、Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Huluなどの有料サービスでは、Wi-Fi接続時にあらかじめ動画をタブレットにダウンロードしておけば、オフライン(ネット接続なし)でも動画を視聴可能です。

スマホが大画面化した今、タブレットはもはや不要? – 両方持つ意味はあるの?
事前にWi-Fi接続時に動画をダウンロードしておけば、ネットに接続できなくてもタブレットで動画の再生が可能になります(画像はHuluのスマホ画面の場合です)(画像=『オトナライフ』より 引用)

文章や書類の編集、イラスト作成ならタブレットが便利!

スマホでも文章を書いたり書類の編集、イラスト作成などができないわけではありませんが、やはり大画面のタブレットのほうが作業しやすいでしょう。

とくに、出張が多いビジネスパーソンなら、外出先でもOffice系のデータを修正するのも楽ですし、イラストレーターなら、大画面12.9インチのiPad Proなどが適しています。

スマホとタブレットの使い分けで作業効率アップ!

スマホとタブレットは画面の大きさが違うだけでなく、それぞれに適した使い方があることがお分かりいただけたと思います。

とはいえ、常に持ち歩くスマホと違って、タブレットは特定の場面でしか使いません。

したがって、先ほど紹介したようなシーンが多いならタブレットの購入を検討してもいいでしょう。

もちろん、スマホとタブレットが2台あれば、互いのメリットを最大限に活用もできます。

たとえば、スマホと同じOSのタブレットを持っていれば、同一アカウントでログインすることで、スマホとタブレットが同期されるのが便利です。

スマホで受信したデータをタブレットで仕上げることができるので、作業の効率化を図ることができるでしょう。

また、Wi-Fiしか対応できないタブレットであっても、スマホでテザリングすれば、外出中にタブレットでネットに接続できます。

テザリングとは、スマホをモバイルWi-Fiルーター化して使う方法のことですが、イザというときは助かるでしょう。

スマホが大画面化した今、タブレットはもはや不要? – 両方持つ意味はあるの?
写真はスマホでテザリングして、ノートパソコンをネットにつないでいるところですが、同じことがタブレットでも可能です(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

ただし、テザリングをするスマホのデータ通信プランで無制限の契約しているなら問題ありませんが、月3~5GB程度の少量プランならデータ通信量には注意が必要になります。