その1鼓動を楽しむ
その2柔らかい操り感
その3中低速のトルクが厚い
オートバイは速く走るのが最高。
いかにコーナーを速く駆け抜けるか。立ち上がりをフル加速でアクセルを開けていくのが至福。そんなパワーを楽しむ人も多いと思うけれど、ゆっくり走っても楽しいオートバイもあります。速く走るだけじゃない楽しみを e50exhaust がご紹介します。
鼓動感、操り感、中低速のトルク感。これらはオートバイの楽しさの重要な要素。スピードが高くなくても体感できるバイクの醍醐味です。これらを味合わないのはもったいない。街乗りやちょっとした買い物でも味わえる体感は生活をグッと充実させてくれそう。もっとオートバイを好きになると思います。特におっさんライダーにはオススメです。
鼓動感を楽しむ
まさにエンジンとの一体感
Harley-Davidson と DUCATI

鼓動といえばハーレーダビットソン。
空冷Vツインエンジンから繰り出される圧倒的なパワーと鬼トルク。重くデカい車体から迫力のあるサウンドとともに腹にズドンとくる鼓動感は一度味合うと病みつきになる。大きなエンジンに跨っているぞという充実感が圧倒的に感じられるマシンだ。
最近では水冷のマシンも増えてきたが、やはり鼓動感を楽しむには空冷のVツインのハーレーが楽しい。跨ってエンジンを始動した時にそれはすぐにやってくる。ギアを1速に入れてアクセルを開ければもう、楽しい。これは速度が出なくても楽しめる鼓動感というバイクの楽しさだ。どんなマシンでも少なからず鼓動はあるが、ハーレーは違う。とても心地よく力強い振動なのだ。

振動というとネガティブな表現になるが、実際に振動は内燃機関につきもの。
その振動をいかに快適な、いや、気持ちの良い振動にしていくかは、バイクにとってネガティブを逆手に取った昔からの職人技なのかもしれない。振動を無くす。これが究極の快適性なのだが、それはなかなか難しい。ならば、心地よさに変えてしまおう。
もしかしたら、そんな発想でハーレーはこの鼓動という快感を生み出したのかもしれない。走りに支障が出るほどの振動であったら、それは恐怖でしかならない。しかし、バイクとの一体感やエンジンの回転を感じさせてくれる振動は操っている乗り手を満足させるには十分すぎる要素だ。そしてその振動は鼓動感に替わり生き物のような機械を超えた人馬一体のような爽快感につながっていくのだ。

DUCATIも鼓動感がしっかり味わえる。
ハーレーとは違った速さを駆り立てる鼓動。もともと速いバイク、じゃじゃ馬なマシンというイメージが強いDUCATIのマシンだが、ゆっくりであえて鼓動を楽しむこともできる。水冷でもDUCATIのLツインエンジンの鼓動はエモーショナル。普通は水冷にしてしまうと振動は薄くなり鼓動と呼ぶには少々、説得力がなくなるものだがDUCATIは違う
極低速では、エンストしてしまいそうな不等間隔な爆発がアクセルを開けていくほどに振動を伴って乗り手を刺激する。もう、アクセルをどんどん開けていきたくなるのだが、あえてそこを我慢して振動が加速に代わっていく手前の部分を楽しむ。これがゆっくり走っている時に寸止め的な快感を生み出していく。ディアベルなんてクルーザータイプなので、ゆっくり流すと気持ちがいい。

1つ高いギアで鼓動を楽しめるのが最高。
スーパースポーツも実はそんな走り方でも楽しめてしまう。もちろん、ワインディングに行ってコーナーをひらひらと楽しむのが本来の走り方なのだけれど、実はこのマシンはツアラー。旅バイクとしての装備や機能が充実している。そこはパニガーレとの差別化がある。
ゆっくり走って、Lツインの鼓動感を味わえるバイクでもある。マシン全体を太いトルクで震わす振動。でも、不安な振動でなく、マシンの一体感を感じられる振動。部分的に振動するのでは無い。獣が身震いするような、アクセルを開ける前に行くぞ!と鼓舞するような振動なのだ。もちろん、アクセルを開けると鼓動もすぐに追従して、まさに獣の咆哮のようなレスポンスとサウンドを奏でる。パーシャルでは心地よい振動で開けた瞬間は蹴りだすドンという振動がゆっくりでも歓喜してしまうDUCATIの面白さなのだ。
●ハーレーダビッドソン ブレイクアウト
●ハーレーダビッドソン ファットボブ
●ドゥカティ ディアベル
●ドゥカティ スーパースポーツ