必須アイテム

サオ受けは必須。イカダ釣りなどで使う第一精工の受太郎なんかが使いやすい。サオを掛けておくだけでなく、青物にタックルを強奪されるのを防いでくれる。直に置きザオにして、タックルを持っていかれた人は何人も見てきた。サオ受けに掛けて、尻手ロープは必ず付けておこう。

海上釣り堀で青物を釣る方法【魚種・タックル・仕掛け・エサ・狙うタイミングを解説】水面近くで突っ込むので油断禁物(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

タオルは手を拭くだけでなく、釣った青物をスカリに入れるときに必ず使う。スカリに入れるときは尻尾をつかんで頭から入れるのだが、素手だと滑ってせっかくの魚をスカリの外にリリース……なんてこともある。タオルでしっかりつかんで持とう。

他にもタナ取りオモリ、ラインにマーキングするための油性マジック、撮影時に使うフィッシュグリップなど。またスカリの中で魚が死んでしまうこともある。そのため、食料や飲料を入れるクーラーは大きめを用意し、氷も必ず多めに準備しておきたい。

開始直後に狙う

海上釣り堀の釣り方として、朝一はマダイを狙ってひと通り釣果を稼いでからか、放流があってから青物を狙うというのが定番だと思う。だが朝一、釣り開始直後はマダイのチャンスでもあると同時に青物のチャンスでもある。

青物が掛かった場合、他の人は絡まないように仕掛けを上げておかなければいけないので、多くの人の乗合の場合朝一から狙うのは遠慮したいところだが、貸切だったり乗合でも人数が少なければ、朝一から青物を狙ってみたい。

海上釣り堀で青物を釣る方法【魚種・タックル・仕掛け・エサ・狙うタイミングを解説】放流直後は大チャンス(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

朝一は前日のプレッシャーがリセットされ、魚が口を使いやすい状態。かといって放流されたばかりの魚ほどの活性はない。そこで使うのがカツオの切り身か冷凍イワシだ。底から1mほどのタナで固定して、サオはサオ掛けに掛けておく。

30分青物を狙ってアタリがなければ、マダイ狙いに切り換えてもいい。2本サオが出せる釣り堀ならもう1本でマダイ狙いをしてもいい。

そして青物の放流があれば、再び狙ってみる。このときは魚自体に活性が高いことが多いので、動きのある生きアジで狙ってみよう。

タナ取り

マダイ狙いと同じように、青物を狙う際もしっかり底ダチを取る。ミャク釣りの場合、タナ取りオモリでしっかり底を確認したら、ラインにマジックでマーキングするかウキ止めゴムなどを目印にしておく。

海上釣り堀で青物を釣る方法【魚種・タックル・仕掛け・エサ・狙うタイミングを解説】タナ取りオモリでしっかりタナを確認しよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ただし、青物はマダイのように底層ばかりを狙うわけではない。底から攻めて50cmごとにタナを刻み、少しずつ探り上げてくる。ウキ釣りの場合は底上50cmから開始して、少しずつウキ下を浅くしていく。青物はどこで食ってくるか分からない。丁寧にエサが目視できるタナまでは探るようにしよう。