【デジタルな仕事でスローな八ヶ岳暮らし・7】最近、八ヶ岳で地域起業家との交流機会が増えています。山梨県北杜市では市役所や商工会などが積極的に起業家交流会を催していて、僕も毎回新しい出会いを楽しみに参加しています。北杜市以外でも長野県諏訪エリアでも同様に企画がありますし、民間主催の交流会も多く開催されています。で、僕も地域起業家の端くれとして積極的に地域の人と交流するようにしています。ブログやニュースを運営していると地域の情報ソースが多い方が便利ですからね。で、いつも交流会に参加して思うんですが、八ヶ岳ってスモールビジネス起業の人が多いんですよね。

八ヶ岳でのんびり起業暮らし、どうですか?
(画像=『BCN+R』より 引用)

スモールビジネスは自分が暮らしていくための起業スタイル

 スモールビジネスというのは個人事業主や家族経営など、少人数でビジネスを行うスタイルです。同じ小規模ビジネスでもスタートアップのように積極的な成長を目指すものではありません。自分や家族が暮らしていくためのビジネスであり、「妥当GAFA!新しい世界を創るぜ!」というスタイルではありません。今回は、そんな八ヶ岳でのスモールビジネス起業家について紹介しますね。

八ヶ岳でのんびり起業暮らし、どうですか?
八ヶ岳エリアでの起業家同士の交流機会もたくさんある(画像=『BCN+R』より 引用)

八ヶ岳での起業スタイルその1:農業を絡める起業

 山梨県と長野県にまたがる八ヶ岳エリアは、もともと農業が盛んな地域です。代々地元で農家を営む人もいますが、最近では移住して新しく農業を始める人も増えています。

 農業といっても、いろんなスタイルがあります。またビジネスモデルも多彩です。面白いな、と思うスタイルをいくつか紹介していきますね。

 まずは自給農。これはイメージしやすいでしょう。家庭菜園の延長のようなスタイルです。どちらかというと土いじりを楽しみながら生活コストも下げられる、という趣味と実益を兼ねたものですね。僕の周りでも他のビジネスの本業を持ちつつ自給農をしている人はたくさんいて、僕も時々野菜のお裾分けをもらったりしてます。

 次に観光農園。これは主にブルーベリーやいちごなど果樹が多いですね。フルーツ狩りの体験とフルーツの販売が中心です。ジャムやジュースなどの加工品を販売したり、地域のカフェレストランへフルーツを販売したりという6次産業モデルを作ることもできます。アイデア次第でビジネスを広げられるのも魅力ですね。

 そして、最近よく耳にするのが自然農。これは無農薬無肥料で作物を育てます。無農薬無肥料の野菜は、一度食べるともう忘れられなくなるんだそうです(実は僕自身はそこまでこだわってないんですけどね)。おいしくて、しかも身体が喜ぶ、ということで比較的高級品が中心です。野菜やハーブが多いですね。

 他にも、八ヶ岳は日照時間が長いので花きを育てている人もいます。他の地域よりも長い期間育てられるので、ビジネスとしても安定するようです。

 農業だけで暮らしている人もいれば、他の仕事と掛け持ちしている人もいます。でも、八ヶ岳で起業するなら農業を絡めたものを考えておくと独自性を作れますよ。

八ヶ岳でのんびり起業暮らし、どうですか?
ブルーベリーの観光農園 経営者は元外資系IT企業の営業部長!(画像=『BCN+R』より 引用)